【留学体験記】コロナ禍の韓国留学

2023年08月22日

※「教職員ブログ」の番外編として、令和4年度教育文化学部国際交流等学術研究交流基金の助成事業による支援を受けて海外留学をした教育文化学部学生に執筆していただきました。

地域文化学科 国際文化コース 熊本柚月

 私は昨年、韓国の国立ハンバット大学へ交換留学生として留学をしました。
 現地では主に韓国語の学習や日本語学科の学生たちと一緒に受ける授業があり、それぞれの授業で他国からの留学生たちや韓国人学生たちと仲良くなることができました。私は特にキルギスタンからの留学生と親しくなりました。いくつか同じ授業を取っていたこともあり、寮から大学までの道を一緒に通ったり、ご飯を食べに行ったりしました。共通言語が韓国語であったため、まだお互いに学習中であり意思疎通が難しいこともありましたが、そのおかげで韓国語で会話することにも慣れて、授業や試験の勉強も教え合いながら取り組むことができたことは良かったと思います。現在でもSNSを通して互いの近況を連絡し合っています。
 また、私が留学した時と同じ期間に留学した先輩が2人いました。1人の先輩とはルームメイトであったため、毎日一緒に過ごしていました。休日には3人でソウルや大邱を旅行し、帰国後も何度か会ってご飯を食べに行きました。頼れる先輩たちがいたからこそ留学生活をより楽しむことができたのだと思います。
 私の学年は大学に入学したときからコロナが始まり、行事も中止され人と関わることが制限された大学生活を送ってきました。そのような経験があるからこそ今回の留学を通して、留学生たちや現地の学生たち、同じ大学の先輩たちと出会えたことは私にとって非常に幸せなことです。留学していなければ、このような人たちと出会えなかったと思います。私の場合は約4ヶ月間という短い期間ではありましたが、語学の面だけではなく、文化の異なる国での生活や現地での出会いなど、コロナ禍でも充実した留学生活を送ることができました。この経験を大切に、残りの大学生活を過ごしていきたいと思います。

日本語学科の学生たちと






 



 

著書紹介(教育文化学部 広報委員会)

2023年08月07日


 

本学部教員の著書を紹介します。

佐藤  猛(准教授)・佐々木 千佳(准教授)・
羽田 朝子(准教授)・長谷川 章(教授)
地域文化学科 国際文化講座所属
共著書:『行き交い、集う人々-感染症×文系力-』
(秋田魁新報社、2023年7月30日発行、税込1,100円)


 新型コロナウイルスが世界的に流行した2020年から三年にわたり、
本学部の人文系教員がペストなど古今東西の感染症とそれに伴う
行動制限について思索を深め、秋田魁新報の文化欄において
「感染症」「旅と移動」「集う人々」を連載してきました。
これらを一書にまとめました。

【目次】
はしがき
第一部 感染症
第二部 旅と移動
第三部 集う人々
あとがき

著書紹介(教育文化学部 広報委員会)

2022年11月01日

 

本学部教員の著書を紹介します。

佐藤 猛(准教授)・佐々木 千佳(准教授)
地域文化学科 国際文化講座所属
共著書:『ペストの古今東西~感染の恐怖、終息への祈り~』(秋田文化出版、2022年9月30日発行、税込1,650円)


 2020年、新型のコロナウィルスが世界中で流行して以来、これまで人類が経験してきた感染症への関心が高まっています。このうち最もよく知られ、また世界的に恐れられてきたペストについて、古今東西の人々が抱いた恐怖やその終息への願い、また悪疫流行の背景などを西欧と中国における文学・歴史・美術の視点から論じました。

【目次】
はじめに―コロナ禍から古今東西のペストへ
第1章  百年戦争下のパリと死に至る病
第2章  ヴェネツィア美術にみるペストの表象と救済
第3章  ペスト禍のシェイクスピア
第4章  ペスト菌に抗した中国
第5章  満洲国の中国人作家がみたペスト禍
おわりに―未来への架橋としての記録と記憶

著書紹介(教育文化学部 広報委員会)

2020年05月07日

 

本学部教員の著書を紹介します。

佐藤 猛(准教授)
地域文化学科国際文化コース、国際文化講座所属
単著:『百年戦争 - 中世ヨーロッパ最後の戦い』(中公新書、2020年3月18日発行、税抜920円)


 フランスを主戦場として英仏王家が攻防を繰り広げた百年戦争(一三三七~一四五三)。イングランドの大陸領をめぐる積年の対立に、フランス王位継承権争いが絡んで勃発しました。当初イングランドが優勢でしたが、ジャンヌ・ダルクによるオルレアン解放後、フランスが巻き返して勝利します。戦乱を経て、英仏双方で国民意識はどのように生まれたか。ヨーロッパ中世に終止符を打った戦争の全貌を描き、その歴史的意義を解明します。


【目次】
序 章 中世のイングランドとフランス―一〇六六~一三四〇年
第1章 イングランドの陸海制覇―一三三七~五〇年
第2章 フランス敗戦下の混乱―一三五〇~六〇年
第3章 平和条約をめぐる駆け引き―一三六〇~八〇年
第4章 教会大分裂下の休戦と内戦―一三七八~一四一二年
第5章 英仏連合王国の盛衰―一四一三~三六年
第6章 フランス勝利への戦略―一四三七~五三年
終 章 百年戦争は何を遺したのか

著書紹介(教育文化学部 広報委員会)

2020年05月07日

 

本学部教員の著書を紹介します。

佐藤 猛(准教授)
地域文化学科国際文化コース、国際文化講座所属
単著:『百年戦争期フランス国制史研究 - 王権・諸侯国・高等法院』(北海道大学出版会、2012年10月刊行、354頁、税抜5,000円)


 革命前のフランス王国においては、王を中心とする国家統合はいかなる過程をへて進んだのでしょうか。本書では、イギリスとのあいだで百年戦争が行われた14・15世紀について、「人とモノの動員装置」としての国家が誕生するなかで、なぜ、地方君主の支配領域である諸侯領が拡大したのかのメカニズムを究明します。


【目次】
序 章 百年戦争期王国の多元的構造と国家生成―研究動向と課題
第1章 白ユリ諸侯の形成
第2章 「国ぐに」における国王統治と諸侯
第3章 パリにおける諸侯抗争と王国統治観
第4章 国王裁判権と諸侯国
終 章

【留学体験記】有意義な留学生活

2019年02月05日

※「教職員ブログ」の番外編として,平成30年度(第Ⅱ期)教育文化学部国際交流等学術研究交流基金の助成事業による支援を受けて海外留学中の教育文化学部学生に執筆していただきました。

地域文化学科 人間文化コース 秋林鮎美

 こんにちは。韓国の国立ハンバット大学校に留学中の秋林鮎美です。私の留学生活について簡単ながら紹介したいと思います。
 まず大学での授業は、韓国語の授業と学科の授業を聞いています。韓国語の授業では、初級、中級、高級に分かれていて私は中級を受講しましたが先生が面白く丁寧に教えてくださるので難しくなかったです。そして、学科の授業では韓国人学生に混ざって聞くので専門性の高い単語や難しい表現も多く、そのおかげでさらに韓国語の実力が伸びたと思います。
 また日々の生活もとても充実しています。私の所属が日本語科ということもあり日本に関心がある学生が多く、友達がたくさんできました。その友達との付き合いの中で韓国の文化や日本との違いを学べて、有意義な時間を過ごしていると感じています。
 留学に来て約半年が過ぎましたが、沢山のいい経験ができた嬉しさと同時に時間の早さを感じています。残りの半年は今まで以上に意味のある時間を過ごし、最後まで後悔のない留学生活を送りたいです。

学校の様子


 


 

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