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「卒業研究」発表会を行いました(地域科学課程・生活者科学)

2016/03/01

地域文化学科 地域社会講座  西川 竜二


 今回は、地域科学課程・生活者科学選修の「卒業研究の最終発表会」をご紹介します。
 (これから入学する人は、「地域文化学科」の中で、この分野に取り組めます)

 去る2月12日に、卒業研究の最終発表会を行いました(4月に構想発表、10月に中間発表、2月に最終発表を行っています)。
 「生活者科学」の領域では、地域における生活の向上(QOL)と地域活性化に役立つことを目標にして、主に、住環境・住生活学と、食資源・食生活・健康栄養学の分野からの研究に取り組んでいます。研究の方法・対象は、社会科学から自然科学にわたり、現状の生活や教育・行政活動の現場での調査・測定から、実験室で行う官能評価や成分・機能性分析、まで実に様々です。
 今年度(平成27年度)は、次のテーマで学生が研究・発表し、教員・下級生との活発な質疑応答を行いました。

 <食生活・食資源・健康栄養の分野(指導教員:池本敦(1〜3)、長沼誠子(4〜8)>
1.認知症などの神経変性疾患の予防に有効な地域食資源に関する研究
2.乳酸菌発酵調味料「白神ささら」の有効成分と機能性に関する研究
3.アケビ油及び果皮の培養細胞腸管吸収モデルを用いた機能性に関する研究
4.若者の土産物に対する購買意識とおいしさ評価に関する研究
5.おいしさ評価における各感覚特性の貢献度に関する研究
6.秋田県内市町村における食育事業の実態調査
7.秋田味噌の品質特性及び利用に関する研究
8.菊花の調理文化と調理特性に関する研究

<住環境・住生活の分野(指導教員:西川竜二)>
9.地方大学生のサードプレイスの特徴と地域への意識に関する研究
10.カフェの環境と座席選択に関する研究 −フランチャイズ型駅前店舗におけるアンケート・観察調査−
11.ライトシェルフによる昼光利用に関する研究
12.冬季の住宅内温熱環境と高齢者のヒートショックに関するアンケート及び実測調査 −秋田市のM町内会を対象として−

 ここでは、2つの研究の概要を、ごく簡単に紹介します。


写真1 地方大学生のサードプレイスに関する発表


 写真1は、秋田市における大学生の“サードプレイス”に関する研究発表の様子です。サードプレイスとは、第1の居場所を家庭、第2の居場所を学校や職場として、それ以外に、人々が地域に第3の居場所を持つことが、生活の質(QOL)の向上や地域のコミュニケーションの維持促進、まちの魅力のアップに繋がるという考え方です。大学生の居場所の特徴と、居場所の有無が地域の愛着や将来の居住地選択の意向にポジティブな影響を与えるかを調べました。


写真2 カフェの環境と座席選択に関する発表


 写真2は、カフェの店舗の空間・環境と利用客の行為・座席選択に関する研究発表です。人と空間のより良い在り方を理解し、地域のにぎわいを創出するための研究の1つです。カフェがどのような人々にどう利用されているかを観察とアンケート調査から把握し、想定する利用者(年代、性別、人数、滞在時間、行為)に適した空間づくりを行う資料を得ることができました。

 このようなテーマの研究に興味・関心を持たれた高校生の方がいらっしゃったら、一緒に勉強・研究しましょう。これから入学する方は、「地域文化学科(地域社会コース・生活科学領域)」で取り組むことができます。