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あきたの食を活かす地域活動

2014/10/27

地域文化学科 地域社会講座  池本 敦



 最近行いました食に関する地域活動をご紹介します。
 10月20日(月)に秋田市女性学習センター・サンパルカレッジで、一般市民向けに地域食資源を活用するための勉強会を開催しました。私たちの身近な食材の中には健康機能を持つものがあり、うまく活用すれば健康増進だけでなく、特産品開発にもつながることを説明いたしました。


秋田市女性学習センター・サンパルカレッジの様子


 今回は、特にアケビの皮の料理に興味を持っていただき、次回の勉強会では調理講習会を行うことになりました。2月初旬の予定ですので、ご興味がありましたらご参加下さい(連絡先:秋田市女性学習センター、TEL 018-824-7764)。

 10月21日(火)は、私たちが秋田県内で展開しているアケビ関連事業の視察および意見交換のために、島根県議会議員の絲原徳康先生と松江市・カナツ技建工業の金津さんと浜崎さんを秋田大学にお迎えしました。同社はアケビ栽培を手がけられており、アケビ茶などのこれまでの取り組についてお話をお聞きしました。私たちの活動についても紹介させていただき、今後の展開について議論いたしました。

 翌日の10月22日(水)には、由利本荘市の矢島小林工業でのアケビ栽培の様子を視察していただきました。同社は短期間でアケビ栽培を拡大させた成功事例となっており、新規事業としてアケビ食品に取り組んでいます。アケビは9月中旬〜10月前半が収穫のシーズンで、今回は最後のアケビが少し残っている程度でしたが、栽培についての有益な意見交換ができました。


由利本荘市・矢島小林工業でのアケビ栽培の視察



収穫されたアケビの様子


 アケビ園から少し足を伸ばして、鳥海山麓まで行くと、とても美しい紅葉を見ることができました。近くには、県の名勝・天然記念物に指定されている法体(ほったい)の滝がありました。とても美しく箱庭のようでしたが、現実には中山間地は様々な課題を抱えています。今回は、中国地方5県の拠点となっている島根県中山間地域研究センターの取り組みについても教えていただき、大変参考になりました。


鳥海山麓の紅葉



法体の滝


 10月23日(木)には、秋田ビューホテルで開催された美の国あきた食のビジネスマッチング商談会に参加しました。公益財団法人あきた企業活性化センターが主催し、秋田県内の食品関連業者が様々な食材を展示し、大都市圏で健康食品や美容関連商品などを開発するメーカー担当者を招いて見ていただくイベントです。県内からは30社・4研究機関が出展し、県外からは東京をはじめ、大阪、福岡などから28社が参加しました。


美の国あきた食のビジネスマッチング商談会


 私たちは秋田大学ブースで間引きスイカを活用した高血圧予防健康食品素材のBWEエキス(BWE; Baby Watermelon Extract)を展示し、来訪者に試食していただきました。教育文化学部の学生も参加し、実際の企業との商談会の様子を体感してもらいました。産学連携推進機構の昌子智由先生にオーガナイズいただき、スイカ糖を製造するおものがわ夢工房の佐藤イチ子さんや横手市雄物川地域局の永瀬さんにもご協力いただきました。また、工学資源学研究科の高橋博先生は米糠酵素で製造したGABAを活用したアイスクリームを出展され、販売を担当されている(株)アマノの斎藤商品企画部長も参加されていました。


秋田大学ブースの様子


 翌日の10月24日(金)は、会場を秋田県総合食品研究センターに移し、秋田発食のシーズ情報交換会が開催されました。秋田県の研究機関・企業が保有する研究開発シーズを県外の企業にプレゼンテーションする機会として設定されました。私もお時間をいただき、地域植物資源を活用した健康食品・化粧品素材の研究について紹介しました。活発な質疑応答が行われ、県外企業の開発担当者からの貴重なご意見をいただきました。今後も、大学の研究成果を地域に還元すべく、活動して行きたいと思います。


秋田発の食シーズ情報交換会