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著書紹介(教育文化学部 広報委員会)

2015/10/27

 

本学部教員の著書を紹介します。

立花 希一(教授)地域文化学科人間文化コース、
人間文化講座所属
Japan's Multilayered Democracy (New Studies in Modern Japan) by Sigal Ben-Rafael Galanti and Nissim Otmazgin, Lexington Books, England, 2014年12月24日、90ドル、11,719円


【立花担当の章】 
Chapter 3 Is Taishō Demokurashī the Same as Taishō Democracy? Kiichi Tachibana
(第3章 大正デモクラシーはTaishō Democracyと同一か? 立花希一)
英語圏では、日本語の「大正デモクラシー」はそのままTaisho democracyとして用いられていますが、日本では、democracyの通常の訳語である「民主主義」を用いて、「大正民主主義」とはけっして呼びません。戦後デモクラシーを「戦後民主主義」とも呼ぶのとは対照的です。なぜだと思いますか?大正デモクラシーを「大正民主主義」とは呼ばない理由を歴史的かつ理論的に考察し、次に、戦前に民主主義が存在したのかという未解決の問いについて、その複数の競合する回答・説を比較検討しました。統治形態としての民主制(民主主義)は戦後に導入され、日本国憲法によって確立されましたが、戦前には、思想としての民主主義や民主主義的傾向・民主化運動は存在したけれども、民主制は存在しなかったことを示しました。

【目次】
Chapter 1: "Introduction: Japan as a Multilayered Democracy," Nissim Otmazgin, Sigal Ben-Rafael Galanti, and Alon Levkowitz
Part I: Pre-war Sources of Japanese Democracy
Chapter 2: "11 February 1889: Japan's First Constitution," Lionel Babicz
Chapter 3: "Is Taisho Demokurashi the Same as Taisho Democracy?" Kiichi Tachibana Chapter 4: "The making of private and public space in Meiji Japan," Kurt Radtke
Part II: Democratic Institutions and State Transformation
Chapter 5: "The Postwar Emperor in Democratized Japan," Ben-Ami Shillony
Chapter 6: "Japan's Remilitarization Debate and the Projection of Democracy," Sigal Ben-Rafael Galanti
Chapter 7: "Normalization, Democracy and the Armed Forces: the Transformation of the Japanese Military," Ben-Ari Eyal
Chapter 8: "Japan's Labor Tribunal System: A New Paradigm for Democratic Justice?," Wered Ben-Sade Part III: Political Culture and Civil Society
Chapter 9: "Americanization and Democratization: Cultural Aspects of Japanese Democracy," Nissim Otmazgin
Chapter 10: "Democracy and Liberalism in Postwar Japan: the Legacies of the 1960s Student Uprising," Michal Daliot-Bul
Chapter 11: "Televised Democracy? How Politicians Handle Questions during Broadcast Talk Shows," Ofer Feldman
Chapter 12: "Pink Democracy: Dynamic Gender in Japan's Women's Politics," Ayala Klemperer-Markman
Chapter 13: "Is Democracy under Threat? Some Thoughts Concerning Japan and Elsewhere," J.A.A. Stockwin


著書紹介(教育文化学部 広報委員会)

2015/10/27

 

本学部教員の著書を紹介します。

立花 希一(教授)地域文化学科人間文化コース、
人間文化講座所属
Karl Popper: A Centenary Assessment, Volume I, Life and Times, and Values in a World of Facts, edited by Ian Jarvie, Karl Milford, and David Miller, Ashgate Publishing, England & USA, 2006年12月28日、157.35ドル


【立花担当の章】 
13 Can the Japanese Learn to Welcome Criticism Openly? Kiichi Tachibana
(第13章 日本人は批判をオープンに受け容れられるようになるだろうか? 立花希一)
秘密裡の変更が社会改革の妨げになるというポパーの主張が日本社会の改革にとって重要であることを指摘しています。適切な批判であるにもかかわらず批判された立場を秘密裡に変更してしまうと、われわれは誤りから学び、誤りを正すことができなくなるのですが、 現在でも、日本の社会は、秘密裡の変更で満ち溢れています。 先ずこの事実を認識することによって、われわれは日本の社会を、より自由で平等な開かれた社会に変革できることを示しました。

【目次】
Part 1 Popper’s Life and Times
1 The Historical Roots of Popper’s Theory of the Searchlight: A Tribute to Otto Selz, Michel ter Hark
2 Hunting for Roots of Viennese Philosophy, John T. Blackmore
3 Which Came First, the Problem of Induction or the Problem of Demarcation? Troels Eggers Hansen
4 Karl Poppers erste Schritte in die Philosophie: Leonard Nelsons Paradoxien der Souveränität und Nelsons sowie Poppers Lösungsversuche, Hans-Joachim Dahms
5 The Young Popper as a Scholarly Field: A Comment on Dahms, Hansen, and ter Hark, Malachi Haim Hacohen
6 Popper and Hayek: Who Influenced Whom? Bruce Caldwell
7 A Tour of Popper’s Vienna, Heidi König
8 Sir Karl Popper School: More than just a Name? Renate Wustinger
9 Popper in Iran , Ali Paya
Part 2 Values in a World of Facts
10 Popper and Nationalism, Andrew Vincent
11 The Enlightenment Programme and Karl Popper, Nicholas Maxwell
12 Popper in the Poison Cupboards: The Resonance of his Political Works in the Former GDR, Rachael Knight
13 Can the Japanese Learn to Welcome Criticism Openly? Kiichi Tachibana
14 Karl Popper’s Revisionist/Realist Theory of Democracy, Geoffrey Stokes
15 Popper and Communitarianism: Ethical and Political Dimensions of Democracy, Harald Stelzer
16 On Popper’s Concept of an Open Society, Ulrich Steinvorth
17 Towards a New Theory of the Closed Society, John Wettersten
18 Can Popper’s Ideas Enlighten Postmodern Technoscience? Raphael Sassower
19 Karl Popper’s ‘Third Way’. Public Policies for Europe and the West, Marcello Pera

著書紹介(教育文化学部 広報委員会)

2015/10/22

 

本学部教員の著書を紹介します。

原義彦(教授)学校教育課程こども発達コース、
こども発達・特別支援講座所属
単著:『生涯学習社会と公民館:経営診断による公民館のエンパワーメント』(日本評論社、2015年7月刊行、税込み6256円)


【本書の概要】
 わが国が生涯学習社会への移行を図る上で、人々の学習活動を支援する生涯学習施設の持つ意義はますます重要になっています。この中でもわが国固有の施設である公民館は、地域における生涯学習推進の中心的施設となっています。本書では、人々の学習支援と地域づくり支援を行う公民館の経営上の問題点を明らかにし、その解決策や改善策を提示する公民館経営診断技法の開発とその体系化を行っています。医師が患者の病気を診断し、治療していく考え方と手法を参考にしたもので、ここで示されている各種の経営診断技法は、公民館経営の実践にも役立つものと言えます。さらに、これらが、図書館、博物館等の生涯学習施設の経営診断にも応用できることも述べられています。

【目次】
序章
1 本研究の目的と意義 
2 本研究における用語の定義
3 先行研究の検討
4 研究方法
5 本書の構成
第1章 生涯学習施設をめぐる経営診断と評価の今日的状況
1 生涯学習施設の経営診断と評価の現状
2 外国の成人教育施設の評価の取組事例
3 生涯学習施設の経営診断と評価に見られる特徴
第2章 公民館経営診断技法の体系化の構想
1 公民館の機能
2 公民館の経営診断と経営診断技法の体系
3 経営診断技法開発のために本研究で行った調査の概要
第3章 公民館の利用促進を目的とした公民館経営診断技法の開発
1 経営上の問題を明示する公民館経営診断技法の開発
2 数量化II類による公民館経営診断技法の開発
3 判別分析による公民館経営診断技法の開発
4 最尤法による公民館経営診断技法の開発
5 経営上の問題を同定する公民館経営診断技法の複合的活用法
第4章 公民館の利用形態の推移に基づく公民館経営診断技法の開発   
1 公民館経営診断のための利用構造の検討
2 公民館の利用形態の推移に及ぼす公民館主催講座の影響と経営診断
3 公民館の利用形態の推移に及ぼす地域の生涯学習施設の影響と経営診断   
4 公民館の利用形態に及ぼす地域の生涯学習施設との連携の影響と経営診断
第5章 公民館の地域づくり支援に着目した公民館経営診断技法
1 公民館機能の地域づくり支援への有効性検討の枠組と方法
2 公民館機能の地域づくり支援への影響についての予備的検討
3 公民館機能の地域づくり支援への有効性を示す項目の検討
4 公民館の地域づくり支援のための公民館経営診断指標の検討
5 顧客満足度分析の手法による公民館経営診断技法
第6章 公民館の経営改善を企図する公民館経営診断技法
1 公民館の経営改善を可能とするための公民館経営診断技法の課題
2 公民館経営診断における「診断名」「改善・整備による成果」「改善・整備」の分類
3 公民館の経営改善に関わる事例分析
第7章 結論
1 公民館経営診断技法の可能性と限界
2 生涯学習施設経営診断技法への視点

著書紹介(教育文化学部 広報委員会)

2015/10/22

 

本学部教員の著書を紹介します。

原義彦(教授)学校教育課程こども発達コース、
こども発達・特別支援講座所属
共編著:『地域をコーディネートする社会教育―新社会教育計画―』
(浅井経子、合田隆史、原義彦、山本恒夫編著、理想社、
2015年3月発行、2300円+税)


【本書の概要】
 人口減少、少子高齢化等が進む中にあって、持続可能な地域社会の形成が喫緊の課題となっています。そのような課題に対して、地域を担う人材の育成と活力ある地域づくりが求められますが、これには生涯学習支援の中心である社会教育の役割が極めて大きいと考えられます。本書は、地域において社会教育を推進する基本となる社会教育計画の意義、立案、評価等についての基本的な事項を解説するとともに、これからの社会教育行政の新たな方向、計画づくりにおけるアイディアやヒントなども提示しています。社会教育や生涯学習を学ぶ学生、大学院生のみならず、行政関係、地域の各種団体、NPOなどの方々にも十分活用できる内容となっています。

【目次】
はしがき(浅井経子)
序(山本恒夫)
第1章 社会教育行政の新たな方向と役割(合田隆史)
 第1節社会教育行政の意義 
 第2節社会教育行政の形成と展開 
 第3節社会教育行政の新たな方向 
第2章 今日的課題に応える計画づくりのアイディアとヒント 
 第1節地域再生と社会教育計画(山本裕一)
 第2節少子高齢化の課題に応える社会教育計画(佐久間章)
 第3節情報化の中の社会教育計画(船木茂人)
 第4節地域防災と社会教育計画(水谷修)
 第5節ネットワーク型行政と社会教育計画(清國祐二)
 第6節NPO等と協働する社会教育計画(清國祐二)
 第7節大学と連携する社会教育計画(伊藤康志)
 第8節エビデンスと社会教育計画(浅井経子)
第3章 社会教育計画の立案と評価
 第1節社会教育計画の意義と内容(原義彦)
 第2節社会教育計画の体系(原義彦)
 第3節社会教育計画と評価(原義彦)
 第4節社会教育計画立案の技術(井上昌幸)
 第5節事業評価の技術(井上昌幸)
第4章 社会教育の対象の理解と組織化(大島まな)
 第1節社会教育の対象を捉え組織化する 
 第2節乳幼児期の理解と親の組織化 
 第3節青少年期の理解と組織化 
 第4節青少年期の理解と組織化 
 第5節高齢期の理解と組織化
第5章 地域のニーズに応える社会教育調査とデータの活用(水谷修)
 第1節社会教育調査の意義と内容
 第2節調査の企画とデータの分析 
 第3節調査データの活用
 第4節社会教育調査の課題と方向性
第6章 学習プログラムの編成
 第1節学習プログラム編成の技術(白木賢信)
 第2節参加型学習のプログラム(清國祐二)
 第3節青少年の体験活動プログラム(青山鉄兵)
 第4節サービス・ラーニング導入の学習プログラム(青山鉄兵)
 第5節指導者養成・研修プログラム(松橋義樹)
 第6節学習成果の活用を促す学習プログラム(白木賢信)
第7章 学校、家庭、地域の連携協力と社会教育
 第1節家庭教育支援と社会教育(松永由弥子)
 第2節子供対象の教育活動推進と社会教育(白木賢信)
 第3節学校支援と社会教育(伊藤康志)
 第4節連携協力を進めるコーディネート(浅井経子)
第8章 情報の収集・提供、相談と広報・広聴
 第1節学習情報の収集、整理、提供(高橋利行)
 第2節学習相談(浅井経子)
 第3節社会教育の広報・広聴(佐久間章)
第9章 社会教育施設の経営と施設間ネットワーク
 第1節社会教育施設の経営―学修成果の活用の視点から―(山本裕一)
 第2節ボランティアを生かす社会教育施設経営(松橋義樹)
 第3節運営状況についての情報提供と説明責任(波塚章生)
 第4節社会教育施設の経営と民間委託(指定管理者制度等)(佐久間章)
 第5節学習支援のための施設のネットワーク化(桑村佐和子)
第6節社会教育施設の自己点検・評価(山本恒夫)
資料




著書紹介(教育文化学部 広報委員会)

2015/10/13

 

本学部教員の著書を紹介します。

中澤俊輔(講師):地域文化学科地域社会コース、
地域社会講座所属
共編著 尚友倶楽部、小宮京、中澤俊輔編集
『山川健次郎日記』 印刷原稿 第一〜第三、第十五
芙蓉書房出版、2014年12月22日刊行、2700円+税


 秋田県公文書館が所蔵する山川健次郎(1854〜1931)の日記写本計4冊を翻刻しました。山川は幕末の会津に生まれ、明治維新の後は米国留学を経て東京大学で物理学を教えました。そして明治から大正にかけて、東京帝国大学総長、九州帝国大学初代総長、京都帝国大学総長を歴任しています。今回翻刻した日記写本は、山川が二度目の東京帝国大学総長を務め、京都帝国大学総長を兼任した時期に当たります。その記述から、時代の転換期に帝国大学が直面した様々な問題が垣間見えます。また、山川が若き日の昭和天皇の教育に携わる様子や、山川と会津人との交流もうかがえます。そのほか、山川の三女・東照子の随筆集『吾亦紅』から、山川家の日常を描いた4篇を抜粋しました。

【目次】

第一部山川健次郎日記印刷原稿
第一 自大正二年八月 至同四年十二月
第二 自大正三年一月 至同四年八月
第三 自大正三年八月六日 至大正四年四月十四日
第十五 自大正八年七月廿三日 至大正九年一月六日

第二部山川家の日常(東照子著『吾亦紅』より)
 父 山川健次郎
 池袋時代(一)
 池袋時代(二)
 忘れ得ぬ土地

【解説】日記から見える山川健次郎 小宮京・中澤俊輔

山川健次郎年譜
山川健次郎家系図






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