
このコラム連載を読んだ人は、僕が決して特別な人間では無いと言う事が分かって貰えただろう。僕は僕自身を「夢を追う男」と自称している。それは弱い自分自身を奮い立たせる為だ。世の中に強い人間なんていない、不安と闘って行くしか無いのだ。
夢中で夢を追って来た。行動する事で単純に「夢が叶う」事を実証して来た。休学して働いている時、人力車を引いている時、カナダで生活してる時、どんな時でも情熱の灯を決して消さなかった。人から否定される事も、嘲笑される事もあった。こんな事をしていて本当に夢が叶えられるのかと不安に押し潰されそうになった。そんな時は「オレは絶対に夢を叶えるんだ!!」と叫んでいた。
それでも不思議なもので、努力し続けていれば賛同してくれる人が現れる。日本にいる友人たちは勿論のこと、冒険中にも多くの地元住民が助けてくれた。いつからだろう?僕の周りは応援してくれる人で一杯になっていた。始めは自分が冒険をしたいが為に始めたつもりが、僕の事を応援してくれる人の為にも冒険を続けたいと思うようになっていた。
僕には夢がある。
冒険を表現し共有したい、夢と目標に向かって躊躇する人の背中を後押ししたい、という夢だ。躊躇するその一歩を踏み出す勇気があれば夢は叶えられる。僕は心から発言できる人間になる為に今まで努力してきた。綺麗な言葉を並べてみても真に人の心には届かない。その人の生き方が言動に魅力を持たせるのだ。僕は僕の夢に対してどこまでも不器用で純粋でいたかった。だから今まで団体にも所属せず、スポンサーを付けずに資金を自分で稼いで、世界中を飛び回って冒険してきた。世の中には僕みたいな人間もいる。色々な生き方があっていい。皆さんももっと素直に夢を追っていいと思う。理解されない事もあるかもしれない。でも理解してくれる人は絶対いる。
僕は今年も冒険に行く。最近は冒険を表現する為の活動の幅を広げていて、本当はもう少し日本にいるべきだろうし、資金も何とか捻出しなければいけない。でも情熱のままに動いていく事を第一におきたい。出来ない理由を探すんじゃない。絶対にやれるように努力する事が大切だ。
7月からアラスカのユーコン川とアマゾン川をカヌーと筏で下る。これが20代最後の冒険になる。北米と南米を股に掛けてアラスカの美しい景色とアマゾンの自然と現地住民たちと触れ合いたい。今までは山と大地から世界を見てきたけど、今度は川から広がる新しい世界を見てみたい。そしてその様子を文章・写真・映像で現地から配信したいと思っています。
冒険というスタイルでしか見られない冒険の準備段階から到達までを貴重な映像を配信して皆さんと夢を共有したい。皆さんにも世界の美しさと、夢を持って生きる事の素晴らしさを感じて欲しいと思う。
秋田大学OBとして誇りを持って活動している。そして夢を追う男らしく走り続けたい。走り続ける事でしか、冒険する事でしか伝えられないものがそこにはあるのだから。
(完)
現在は、東京の浅草で人力車を引きながら
次の旅の準備を進めている。
1982年、秋田県生まれの自称「夢を追う男」。
秋田大学在学中、自転車での南米大陸(290日・1,1000km)単独横断を達成した。
「夢を夢で終わらせないために」彼の歩みはとまらない。
そんな彼の活動がホームページで見ることができる。
講演・取材も積極的に活動中
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