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学長メッセージ

~秋田大学の発展のため、皆様のご協力をお願いいたします~
応援してください「秋田大学みらい創造基金」

 日頃から、秋田大学の教育研究活動に、ご理解と温かいご支援を賜り、深く感謝申し上げます。
 国立大学法人の運営は、国から配分される運営費交付金によってなされておりますが、法人化した2004年からこの運営費交付金が年約1%の割合で減額され、今や約12%が減額されております。2016年度からは、減額こそなくなりましたが、約12%減少したまま大学の運営を余儀なくされており、それ故に、各部局への予算配分の減額など、大学本来の使命である教育研究資金にも影響が出るほどの厳しい財政状況であります。
 そのような背景の中、大学全体の活動を広く支援していただくための「秋田大学みらい創造基金」を2014年に創設し、1)教育の質の向上及び研究の推進支援、2)学生への奨学金等支援、3)教職員・学生等の国際化・文化・社会活動等支援、4)卒業生・産業界等との連携支援、5)学部等への支援、6)施設・環境整備の充実等の事業に活用させていただいております。
 世界中で猛威を振るった新型コロナウイルスの感染拡大もようやく落ち着き、コロナ禍以前の社会経済活動に戻りつつありますが、ロシアによるウクライナ侵攻など国際社会における複合的な要因による資源や食料価格の高騰や円安進行などの影響もあり、経済的に苦しい状況にある学生さんはまだ多くおります。秋田大学では「学生第一」のスローガンのもと、今後も学生さんへのきめ細やかな支援や、より良い教育研究の環境整備を行っていきます。また、修学や研究活動を継続することが困難となったウクライナの学生さん及び研究者についても一時的に秋田大学へ受け入れ、住居支援や生活支援金の支給等、経済的な支援を行い安心して修学や研究活動に取り組むことができる環境を提供しており、2023年6月時点で9名の学生さんたちが秋田大学で学んでいます。このような状況において、多くの皆様から「秋田大学の学生さんのために」との思いを添えて多くの寄附金を頂戴しております。寄附金をお送りいただいた皆様方には本当に感謝の念に堪えません。有難うございました。この場をお借りして感謝申し上げますとともに、引き続き温かいご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。

秋田大学長 山本 文雄