平成23年度秋田大学公開講座「日本海側北部地域における震災とその対策についてin東京」を開催しました。

 

水田敏彦准教授の講演の様子

 

鎌滝孝信准教授の講演の様子

 

 秋田大学地域創生センターは、12月20日(火)に秋田大学東京サテライトオフィスのあるキャンパス・イノベーションセンター東京で、公開講座「日本海側北部地域における震災とその対策についてin東京-東日本大震災を踏まえた地域防災のあり方を考える-」を開催しました。これは、東日本大震災を踏まえ、秋田ないし日本海側北部地域における防災・減災のあり方を首都圏へ発信し、秋田の現状と防災対策について考える機会とすることを目的としたものです。
 当日は、関東在住の秋田県出身者や地元住民の方など46名の皆さまにご参加いただきました。
 
 はじめに、地域創生センター地域防災部門長水田敏彦准教授が、「秋田県で発生した被害地震から学ぶ地域の防災力」と題し講演。これまでに秋田県で発生した地震の中から、特に1896年に発生した陸羽地震に焦点を当て、写真やデータから被害の特徴や災害の状況、行政や住民の対応などを解説しました。講演のなかで水田准教授は「自然災害の発生自体を防ぐことはできないが、人間の努力次第で被害を少なくすることが可能である」と述べ、これまでの地震の歴史をたどり、未来に活かすことの重要性を説明しました。
 次に、地域創生センター地域防災部門鎌滝孝信准教授が、「堆積物から読み取る海溝型巨大地震の歴史-地質学が今後の地震防災に果たす役割-」と題し講演。鎌滝准教授は、地震と津波のメカニズムやこれまでに発生した国内・国外の巨大地震とそれに伴う津波を例とし、津波堆積物の地質調査をすることによって、古文書等の記録のみではわからない長期間の津波の履歴を知ることが可能であると解説しました。また、今後の地震発生予測には、地質学的な記録から巨大地震や津波発生を考える事が重要であると説明しました。
 講演終了後には、受講者の方々から多くの質問があり、防災・地震・津波災害についての関心の高さをうかがわせました。この講座により、改めて防災について理解を深めるとともに、今後の防災対策を考える機会となったようです。

 地域創生センターでは、このような公開講座のほか、講演会や出前講義等を通じて、地域の安全・安心のために活発な活動を行っていきます。県内の防災・地震におけるご相談等がありましたらご連絡ください。