長野県下條村の伝説の村長を招き「あきた未来カフェ」シンポジウムを開催

 

伝説の村長による講演の様子

 

パネルディスカッションの様子

 

 秋田大学は11月5日、『「あきた未来カフェ」シンポジウム~「秋田における地域人材の育成と地方創生」を伝説の村長と考える~』と題して、地方創生に向けたシンポジウムを開催しました。
 このシンポジウムは、「未来の地域リーダー」養成を目指す本学が平成29年度から新たに始めた取り組みで、地域で活躍する様々な人々と人的ネットワークを構築するとともに、そうした人々との懇談の場に関わることで、学生が「地域において求められること」や「リーダーに必要な資質」を考え、自己研鑽のきっかけとしてもらうことをねらいとしています。
 今回は、「下條村における地域人材の育成と地方創生の実践例」をテーマに、長野県下伊那郡下條村で24年間に渡り村長を務めた本学の伊藤喜平客員教授を講師に迎え、積極的に行政改革や住民の意識改革に取り組み、国からの補助金に頼らない財政健全化や、手厚い住民サービスで当時の出生率日本一を達成した伝説の村長による講演と、秋田県内の地方創生関係者とともにパネルディスカッションを行いました。
 講演では伊藤客員教授から、地方創生にあたっての「職員の意識改革を実現するためのホームセンターへの職員の派遣事業」、「住民の意識改革を実現するための資材支給事業」、「国からの脱補助金による財政健全化」について紹介がなされ、地方創生を果たす上で「特効薬や魔法の杖はなく、ひとつひとつの課題を解決していかなければならないこと」や「住民との信頼関係を醸成するために情報公開が重要であること」等の説明がなされました。
 パネルディスカッションでは、秋田経済研究所の松渕秀和所長から「秋田における労働市場の現状」について、秋田県あきた未来創造部の妹尾明部長から「秋田県の地域人材育成と地方創生への取り組み」について、株式会社秋田スズキの石黒佐太朗専務取締役から「秋田スズキにおける地域人材育成への取り組み」について説明がなされた後、秋田において地域人材の育成と地方創生を進める上で、下條村のどのような取り組みが参考になるかについての議論を深めていました。