本学における新型コロナウイルス感染状況及び授業等の対応方針について(令和4年1月19日付け)

 

令和4年1月19日


学生の皆さんへ

学     長


本学における新型コロナウイルス感染状況及び授業等の対応方針について


 このたび,県外移動に関しては帰県後14日間の自宅待機を要請し,授業方法についても1月17日から23日までの1週間は遠隔授業とすることとし,学生の皆さんには再び大変なご不便とご苦労をお願いしております。
 ついては,本学の感染対策に係る考え方について,必ずしも学生の皆さんに周知されているとは限らないため,学生の皆さんにもご理解をいただきたく,この決定に至った経緯等も含めて下記のとおり説明いたします。


 現在,全国的に感染力著しい「オミクロン株」と思われる新型コロナウイルス感染症の陽性者が爆発的に増加しており,秋田県においてもクラスター感染が発生するなど予断を許さない状況にあります。
 また,1月12日以降,本学においても県外移動や成人式等へ参加したことに起因する感染者が発生し,さらに二次感染も生じたため,1月18日時点における本学学生の陽性者はすでに7人に上っております。この数は,人口十万人当たりの感染者数に換算しますと140人に相当し,まん延防止等重点措置地域と同等の感染者数となります。さらに,感染者等との接触により,100人以上の学生及び教職員が濃厚接触者及び接触者として自宅待機等の要請を受けている状況にあり,1月18日現在,未だ収束の兆しが見えません。
 このような本学における感染状況が深刻な事態にあることを踏まえて,学生及び教職員の健康と安全を最優先するため県外移動や課外活動,授業方法に係る制限を強化することといたしました。また,この決定には,本学は県内唯一の特定機能病院である医学部附属病院を有し県民の安全と健康を守る大きな責任を負っていることも要因となっています。特に医学部においては,大学病院のみならず県内の病院や施設において実習を受けなければならない学生さんも多数存在し,この方々を介して,リスクを抱える患者さんや施設入居者たち,そして従事者の方へ感染が波及しますと県内全域の医療に影響を及ぼすなど大問題になること必至であります。キャンパスを問わず,学生間及び教職員との交流があることから,本道キャンパスに所属する方々の感染を防止するためには,このような措置が必要と考えています。

 大学は専門的知識を修得する場であると同時に,教員と学生又は学生同士のコミュニケーションを通じた「人格形成」や「人間力の成長」の場でありますので,そのためには対面授業が重要であると考えています。したがって,1月24日以降の対応については,今後の感染状況を注視しつつ,感染拡大リスクの低下が見とおされる状況となれば,機動的に対面授業を再開したいと考えておりますので,引き続きご理解とご協力をお願いします。

 学生自身が「感染しない」「感染させない」という強い意識を持って行動するなど,引き続き新型コロナウイルス感染症の防止対策を徹底願います。また,新型コロナウイルス感染症に関連する差別や誹謗中傷をしてはいけません。相手を思いやる温かい心を持って冷静に行動するようお願いいたします。

以上