「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)フォーラム」を開催

 

挨拶する山本学長

 

来賓の平野室長

 

特別講演を行う佐竹知事

 

壇上に立つ岩井理事・副学長(左上)、舟木参与COC+コーディネーター(右上)、
志立教授(左下)、藤井課長(右下)

 

フォーラムの様子

 

 秋田大学は3月6日、秋田県立大学、秋田工業高等専門学校とともに「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)フォーラム」を開催しました。このフォーラムは、平成27年度に本学を事業責任大学として採択された文部科学省の「地(知)の拠点大学による地方創生事業(COC+)」について、補助対象期間5カ年の中間年度にあたり、学生の県内就職率アップを目指して各校が取り組んできた地域志向の教育プログラム改革や県内就職支援に関する取組などについて報告し、今後の課題や方向性について議論を深め、事業協働機関全体で本事業を推進していくことを目的として開催したものです。
 山本文雄学長の挨拶の後、文部科学省高等教育局大学振興課大学改革推進室の平野博紀室長から来賓挨拶を述べられました。また、事例発表に先立って、秋田県の佐竹敬久知事から県の新たな政策指針となる「第3期ふるさと秋田元気創造プラン」について特別講演がありました。
 事例発表は2部構成で実施。第一部では、福井大学の舟木幸雄参与COC+推進コーディネーターが「福井大学における地元企業就職への取組」として、福井県内5大学連携による10のワーキンググループの設置や、企業側から学生への積極的なアプローチを働きかけるシンポジウムや研修会の開催などについて紹介。秋田大学の藤井和明学生支援・就職課長から、大学と県内企業との情報交換会において、企業名の積極的な周知と魅力発信を呼びかけていることや地元就職のメリットや魅力を伝える必要性について発表がありました。さらに、秋田県立大学からはジョブシャドウイング、秋田工業高等専門学校からは地域密着型校外実習について発表がなされました。
 第二部では、福井大学の岩井善郎理事・副学長から、幅広い分野・領域から地域に関する基礎的教養を身に付けたことを証明する認定制度である「ふくい地域創生士」制度の創設などについて紹介され、続いて、秋田大学教育文化学部の志立正知教授から、地域を知り体験することからスタートし、発見した地域課題を地域の人々と協働で解決していく地域文化学科コア・カリキュラムの紹介など、各校の地域を志向した教育プログラムについて発表がありました。
 当日は、教職員をはじめ、秋田県内外の大学関係者を含む約200人の参加者が集まり、地方創生事業に取り組む各大学等の事例に熱心に耳を傾けていました。