平成25年度大学改革シンポジウム「地域力を生かした教員養成システム~“教員養成秋田モデル”&横手分校の取り組み~」を開催しました。

 

 

 

 秋田大学は平成26年1月10日(金),11日(土)の二日間にわたり,横手市で平成25年度大学改革シンポジウム「地域力を生かした教員養成システム~“教員養成秋田モデル”&横手分校の取り組み~」を開催しました。
 同シンポジウムは一般社団法人国立大学協会が募集する事業であり,今年度で秋田大学は4年連続の採択となります。
 当日は寒波によりあいにくの天候だったものの,二日間で県内外の教育関係者延べ70名あまりが参加し,今後の教員養成のあり方について検討しました。
 
 まず1日目は横手市立横手南中学校にて,秋田大学横手分校で平成23年度から行われている教職体験プログラム「教育ミニミニ実習」の視察を行いました。 
 中学生,高校生,そして大学生という三者が教え,学び合う様子に,視察に参加した関係者は新鮮な印象を抱いているようでした。

 2日目には横手プラザホテルにて,今回のメインとなるシンポジウムを開催しました。
 シンポジウムの前半は,東京国立博物館の銭谷眞美館長が「高大連携の教育システムと地域振興」をテーマに講演。初等中等教育(高等学校まで)と高等教育(大学)の連携の重要性を,大学が持つCOC(センター・オブ・コミュニティ)機能の観点も含めながら訴えました。
 昼を挟み,午後のパネルディスカッションでは,根岸均秋田大学横手分校長をコーディネーターに,パネラーとして,我が国における教職大学院設置を牽引してきた福井大学の松木健一教授をはじめ,秋田大学教育文化学部の神居隆教授,教育実習生を受け入れる立場である県立湯沢高等学校の小西弘高校長,横手市立横手南中学校の伊藤孝俊元校長(現横手市教育委員会教育長)が,各々の立場から幅広く意見を交わしました。
 ディスカッションは盛り上がり,参加者からは「もっと時間を伸ばしてほしかった」という声も多く聞かれました。
 
 2日間のプログラムを通し,参加者にとっては,より具体的かつ奥深く教育養成について考える機会となったようでした。