「秋田大学ぼうさい教室 in 八峰町」を開催しました。(H29.8.6)

防災授業の様子

 

雄島(左上)とブラックサンドビーチ

 

ゴツゴツとした岩が広がる岩館海岸

 

迫力満点の白瀑神社

 

ポンポコ山砂丘にて学生が解説する様子

 

 秋田大学は平成29年8月6日(日)、防災に関する講義・解説を行う「秋田大学ぼうさい教室 in 八峰町(主催:秋田大学地方創生センター、共催:八峰町、八峰白神ジオパーク推進協議会)」を実施しました。

 この事業は、主に県内在住の小中学生とその保護者を対象として、秋田県内で過去に発生した地震に関する講義と県内に残る地震痕跡の野外観察を行うことで、身近な地域で発生した過去の地震について学んでいただき防災意識の高揚につなげることを目的として例年県内各地で行っています。今回が5回目の開催になります。

 今回は八峰町を舞台に実施し、親子や能代高校生など計16組24名が参加しました。午前は会場となった八峰町文化交流センター・ファガスにて、防災授業を行いました。防災授業では、秋田大学地方創生センターの水田敏彦教授と鎌滝孝信准教授による地震や災害に関する講義のほか、日本海中部地震を体験された山本百合子さんのお話を全員で聴講しました。

 午後は参加者全員でバスに乗って八峰町内を野外観察に出かけました。雄島(ブラックサンドビーチ)、岩館海岸、白瀑神社、ポンポコ山砂丘を巡りましたが、それぞれの見学箇所や移動の車中では教員やジオパークの職員の方から地形の特徴(段丘)や歴史について説明が行われました。また、ポンポコ山砂丘では秋田大学生がパネルやボーリング調査の標本を用いながら、この地が過去にどのようにしてできあがったのか説明を行いました。

 参加者からは「普段目にしている自然が、実は災害が起きたことによってできあがったことを知って驚いた。」「地形について勉強になった。今後外に出かけるときは色々注意して見てみたい。」「昔起こった災害を参考に、今後起きる可能性のある災害に対処する方法を思考することに興味を持った。」などの声が寄せられました。


 ※次回は平成29年10月29日(日)に「秋田大学ぼうさい教室 in 美郷町」を開催する予定です。ぜひご参加下さい。