湯沢市立湯沢南中学校で「防災マップづくり」の講義・実習を行いました。(R1.7.4)

 令和元年7月4日(木)、秋田大学地方創生センターは、「秋田県学校安全外部指導者派遣事業」(主催:秋田県教育委員会、共催:秋田大学地方創生センター)の一環として、湯沢市立湯沢南中学校にて「防災マップづくり」を実施しました。

 この事業は、県内の学校等を対象に、地震災害や防災知識についての講義を行った上で街歩きを行い、通学路や遊び場などの危険箇所・避難箇所等を記載する「防災マップ」を児童・生徒自らが作成する取組です。この講義・実習を通じて、児童・生徒らの地域への関心・愛着を育むと共に、地震等の自然災害が発生した場合に最も安全なルートを子どもたち自らが選択して避難できるようになることを目的として、県内各地で開催しています。
 今回は湯沢南中学校で、地方創生センターの鎌滝孝信准教授が講師を務め、また湯沢市総合防災室と同校PTAの協力も得ながら、全校生徒291名に防災マップづくりを通じて指導・助言を行いました。
 実施の様子は以下のとおりです。

①防災・マップづくりの講義

 調査活動に出発する前に、防災への備えについて、また調査の際の観察ポイント等について、鎌滝准教授が講義しました。



②各地区で調査活動

 居住地域ごとに全校生徒が30班に分かれて、地図やカメラを片手に通学路などを歩きながら、防災・防犯・交通安全の観点から危険箇所等を調べました。



③防災マップづくり

 帰校後、調査結果をもとに防災マップを作りました。
 危険箇所・安全箇所の写真を貼ったり、説明や絵を書き加えたりしながら、班ごとにそれぞれ工夫をこらして作成しました。




④発表・講評

 全班のうち5つの班が、防災マップづくりを通して気付いた地域の災害リスク等について、まとめを発表しました。
 発表を聞いて、鎌滝准教授は「今日皆さんが自分たちで調べて作った防災マップには、中学生目線での英知がたくさん詰まっている。それを誇りに思ってほしい。」と講評しました。