「秋田大学防災教室 in 男鹿市」を開催しました。(R1.7.27)

防災講義の様子

 

五里合地区の日本海中部地震慰霊碑

 

八望台から見た二ノ目潟・戸賀湾

 

寒風山山頂から噴火口を観察

 

寒風山山腹で地震塚の解説

 

 秋田大学は令和元年7月27日(土)、防災に関する講義と野外観察・解説を行う「秋田大学防災教室 in 男鹿市」(主催:秋田大学地方創生センター、後援:男鹿市、男鹿半島・大潟ジオパーク推進協議会)を開催しました。

 この事業は、小学3年生から一般の方までを対象として、「秋田県内で過去に発生した地震・津波などの自然災害についての講義」、「秋田県内でみられる過去の地震の痕跡などの野外観察」などを実施し、これらを通じて参加者が過去に発生した自然災害について学ぶと共に、防災意識の向上につなげることを目的として、例年県内各地で行っているものです。

 9回目の開催になる今回は、男鹿市を舞台に開催し、25名が参加しました。

 午前は、男鹿市ジオパーク学習センターにて、地方創生センターの水田敏彦教授と鎌滝孝信准教授が防災講義を行いました。

 午後は、男鹿半島・大潟ジオパークガイドの会のジオガイドさん2名と合流し、バスで市内各地を移動する野外観察に出かけ、次のスポットを巡りました。
(1) 五里合地区で、男鹿地震復興の碑・日本海中部地震慰霊碑を見学
(2) 八望台から、二ノ目潟・戸賀湾等を観察
(3) 戸賀塩浜で、日本海中部地震犠牲者(スイス人女性)の慰霊碑を見学
(4) 寒風山山頂から、噴火口・鬼の隠れ里等の観察
(5) 寒風山山腹で、地震塚の見学

 当日は気温30度を超える暑い日でしたが、幸い体調を崩す参加者はおらず、無事、防災教室の全行程を終えました。

 参加者からは、「午前の講義がわかりやすく大変勉強になり、講義のおかげで午後の見学が楽しめた」「(1939年の)男鹿地震のことを詳しく知ることができた」「人々が慰霊のための碑を作った気持ちが、現在につながっていると感じた」などの感想が聞かれました。

※次回は令和元年10月12日(土)に「秋田大学防災教室in美郷町」を開催する予定です。ぜひご参加ください。(この企画は、10月2日(水)と9日(水)に秋田大学で開催の公開講座「秋田県における地震災害の歴史と防災」の参加者を優先受付しますが、防災教室のみの参加も可能です。)