平成29年度 大学生・高校生教職体験プログラム「教育ミニミニ実習」を実施しました。(H29.12.27~H30.1.5)

中学3年生の学習会での指導補助(大学生)

 

中学3年生の学習会での指導補助(高校生)

 

懇談会(コーディネーターと実習生)

 

最終日の実習授業(大学生)

 

最終日の実習授業(高校生)

 

 秋田大学横手分校は、将来教職を目指している大学生・高校生を対象に、平成23年度より教職体験プログラム「教育ミニミニ実習」を実施しています。

 この取り組みは、教職を目指す大学生・高校生が中学生と交流することで自己の適性を知り、将来の夢の実現の一歩とする事を目的としており、また、実習先の中学生にとっても、教職を含め今後の進路について意識する機会となることを期待して実施しています。

 7回目の開催となる今年度は、実習校として横手北中学校の協力の下、平成29年12月27日(水)、28日(木)と平成30年1月4日(木)、5日(金)の計4日間に渡って実施し、秋田県南地区の高校生10名と秋田大学生2名(教育文化学部・理工学部各1名)が参加しました。
 
 12月の2日間は受験を控えた中学3年生を対象とした学習会に参加し、各教科の担当教諭の指導補助として、机間指導や問題の解説を行いました。
 横手分校の根岸均分校長からは「教員が全体に指導しているときは生徒と一緒になって聴くだけではいけない。生徒の表情や様子も見るように」と指導を受け、初めての先生という立ち位置に緊張しながらも一生懸命取り組んでいました。
 また、実習2日目には不登校や引きこもりの若者を支援する事業「つながリング」のメンバーとの懇談会を実施しました。横手市役所健康福祉部の石山瑠莉保健師をコーディネーターに、実際に不登校等の経験のある方々と「先生になった時の子どもへの対応の選択肢を増やそう」をテーマに意見交換を行いました。

 年が明けて1月の実習では、中学1・2年生を対象に一人40分の実習授業を行いました。実習の集大成となる最終日は教育関係者の視察が入る中での授業となり、実習生も初めは緊張した面持ちでしたが、これまでの練習や担当教員からの手厚い指導を思い出しながら堂々と授業を終えました。

 実習中は授業準備の時間をやりくりしながら部活動を見学したりと、忙しい4日間ではありましたが、実習生からは「今までと全く違う目線で学校を見る事ができ、とても良い経験になりました」「反省すべき点もたくさんありますが、上手にできた部分も自分で評価してこれからに活かしたいです」と感想があり、教師になる気持ちがさらに強くなったという感想も多く見られました。


<「教育ミニミニ実習」実施までの流れ>

 【オリエンテーション】
  実施日:平成29年11月25日(土)
  会 場:横手市交流センターY2ぷらざ
  内 容:実習生・関係者へ向け、事業のねらいについての説明や実習に向けた事前指導を行った。

 【実習授業の事前練習会】
  実施日:平成29年12月23日(土・祝)
  会 場:横手市交流センターY2ぷらざ
  内 容:実習生が行う1人40分の実習授業に向けて練習会を行った。