平成30年度 大学生・高校生教職体験プログラム「教育ミニミニ実習」を実施しました。

中学3年生の学習会での指導補助(大学生)

 

中学3年生の学習会での指導補助(高校生)

 

懇談会

 

最終日の実習授業(大学生)

 

最終日の実習授業(高校生)

 

秋田大学横手分校は、将来教職を目指している大学生・高校生を対象に、平成23年度より教職体験プログラム「教育ミニミニ実習」を実施しています。
 この取り組みは、教職を目指す大学生・高校生が中学生と交流することで自己の適性を知り、将来の夢の実現の一歩とする事を目的としており、また、実習先の中学生にとっても、教職を含め今後の進路について意識する機会となることを期待して実施しています。
 8回目の開催となる今回は、実習校として初めてとなる十文字中学校の協力の下、平成30年12月27日(木)、28日(金)と平成31年1月4日(金)、7日(月)の計4日間に渡って実施し、秋田県南地区の高校生14名と秋田大学生2名が参加しました。
 
12月の2日間は受験を控えた中学3年生を対象とした学習会に参加し、各教科の担当教諭の指導補助として、机間指導や問題の解説を行いました。
教壇に立ち、問題の解説を行った実習生からは「生徒との距離の取り方が難しく、反応してくれる生徒中心の解説になってしまった」「生徒の様子を意識しすぎて解説が長くなってしまった」と振り返りがあり、初めての先生という立ち位置に苦戦しながらも一生懸命取り組んでいました。
実習2日目には十文字中学校のPTA役員や学校評議員の方々からもご協力をいただき、「地域社会はどんな教師を求めているのか」をテーマに懇談会を実施しました。10年後の社会を見据えて、これからの時代に求められる人物や教師像について意見交換を行い、実習生各々が思う教師像をさらに具体的に考える時間となりました。
年が明けて1月の実習では、中学1・2年生を対象に1人40分の実習授業を行いました。実習生は本番までに何回か練習に挑み、実習の集大成となる最終日は教育関係者の視察が入る中で授業を行いました。これまでの練習や担当教諭からの手厚い指導を思い出し、緊張しながらも堂々と授業を終えました。

実習中は授業の準備の他にも部活動を見学したりと、忙しい4日間ではありましたが、実習生からは「この実習を通して、自分の素質や生徒との接し方について学びました。自分を大きく成長させる経験になったと思います」「先生方との関わりを通して、普段先生方が考えていること、悩んでいることを身近に感じ、教師という職のイメージを持つことができました」と感想があり、教師になる気持ちがさらに強くなったという感想も多く見られました。




<「教育ミニミニ実習」実施までの流れ>

 【オリエンテーション】
  実施日:平成30年11月17日(土)
  会 場:横手市交流センターY2ぷらざ
  内 容:実習生・関係者へ向け、事業のねらいについての説明や実習に向けた事前指      導を行った。

 【実習授業の事前練習会】
  実施日:平成30年12月22日(土)
  会 場:横手市交流センターY2ぷらざ
  内 容:実習生が行う1人40分の実習授業に向けて練習会を行った。
      また、この前後にも希望者での練習会を重ねた。