留学を希望する方へ
留学体験記

国立ハンバット大学校
(韓国)

2022(令和4)年度
派遣交換留学
教育文化学部3年
熊本柚月

カフェでテスト勉強











ワールドカップ競技場でのKPOPコンサート











夜の景福宮で韓服体験











大学祭の様子











私は8月から12月までハンバット大学へ交換留学をした。初めての海外ということもあり、分からないことばかりだったが、同じ時期に留学した2人の先輩のおかげで、安心して楽しい留学生活を送ることができた。
 交換留学での学習は、主に韓国語の授業を受けていた。TOPIK(韓国語能力試験)の取得級などによってクラスが分けられていたため、初回の授業を受け、レベルに合っているかを先生たちでチェックし、自分に合ったレベルの授業を受講することができた。韓国語の授業は留学生しかいないため、他の国から来た留学生と一緒に授業を受けていた。キルギスタンやベトナム、モンゴルなどの学生と主に学習した。その際に、キルギスタンからの留学生と特に仲良くなり、韓国語で会話をしながら、距離を縮めることができた。その他にはグローバルキャップストーンデザインという日本語学科の学生たちと一緒にグループワークを行う授業や、留学生も受講できる教養の授業も受講した。韓国語の授業では中間試験と期末試験があり、カフェや学校で夜遅くまで学習した。
 特に思い出に残っている出来事は、日本語学科の学術祭に参加したことだ。学術祭では、日本語学科の学生たちが日本語でコントや演劇の舞台を披露する。このコントや演劇の日本語の発音やイントネーションの指導をお手伝いさせてもらった。毎日夜遅くまで練習し、本番が近づくにつれて上達し、指摘したところも完璧になっている姿を見て、感銘を受けた。日本語という外国語でコントや演劇をすることは並大抵の努力でできるわけではないにもかかわらず、一生懸命日本語を話している学生たちに感動し、本番では感動して泣いてしまった。素晴らしい経験をさせてもらったという感謝の思いと、自分も外国語を学習する身として、刺激を受けた。
 約4か月という短い期間であったが、2人の先輩とはソウルと大邱へ旅行に行き、韓国人の学生たちとも食事をしたり、お酒を飲んだり、楽しい思い出をたくさん作ることができた。私は大学に入学してから、コロナのせいで一度も大学祭がなかったため、留学先の大学で大学祭を楽しむことができて良かった。3日間、様々な歌手やアイドルが出演する舞台は大盛り上がりだった。まだコロナ禍ではあるものの、留学生活は充実した日々であった断言できる。皆さんも興味があれば交換留学することをお勧めします。

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