留学を希望する方へ
留学体験記

国立ハンバット大学校
(韓国)

2022(令和4)年度
派遣交換留学
教育文化学部4年
加藤陽

私は2019年度の後学期と2022年度の後学期、計1年、韓国の大田広域市にある国立ハンバット大学に交換留学生として留学しました。私はコロナウイルスの影響で2020年3月に日本へ緊急帰国して来ました。いつになったら再度、留学に行けるか分からず、先が見えないような生活をしていたし、帰国自体が急であった為、韓国で出会った友人にお別れの挨拶も出来ず、非常に残念に思っていました。2022年度の後学期に再度留学が出来ることになり、非常に嬉しく思ったことを覚えています。
 今回の留学で非常に印象に残っていることはE.C.L.Cプログラムへの参加です。日本語を学習している、又は日本語に関心がある人と留学生がグループになり、毎週1度会いながら、交流するというプログラムです。私のグループは1つ下の男の子と女の子の3人グループでした。1回目の交流日で直ぐに意気投合して非常に楽しい時間を過ごす事が出来ました。私のメンバーは日本語の聞き取りは大体出来るのですが日本語で話すことには慣れていないようだったので、韓国語を使用して交流をしていました。メンバーは日本に対して非常に高い関心があって、日本について沢山話をしました。また、ほぼ韓国語での会話だったのでこのプログラムを通して韓国語能力が非常に向上した実感があります。授業で学ぶような韓国語ではなく、若者が日常的に使う若者言葉に慣れ親しむことが出来たことが嬉しかったです。加えて、私の完璧ではない韓国語を真剣に聞いてくれて、かつ間違いはちゃんと指摘してくれたおかげで自分自身の韓国語能力に自信がつきました。メンバーは留学に来ていた私を気遣ってくれて、楽しませてくれました。本当に充実していて、かつ貴重な時間になったと感じています。
 その他、授業や生活面は前回の留学で慣れていたので特段辛いと思うことはなかったです。授業は少し辛いかもしれませんが、自分のレベルより少し大変と思うレベルの授業を受けて、予習・復習を頑張れば韓国語能力は向上すると思います。これから留学する人がいれば覚えていて損がないことが2点あります。1点目は韓国の物価が日本よりも安いと考える人が多いと思いますが、現在、韓国では日本同様にどんどん物価が上がっています。その上、寮での生活の場合、自炊が出来ない場合もあるので外食が多くなると思いますが、外食もほぼ日本と変わらなくなっています。前回の留学よりも値段が本当に上がっていることを実感しました。その面は考えて、留学費用を準備するべきだと思います。2点目はごみについてです。韓国はごみ箱が少ないのと道路や至る所にゴミが非常に散乱しています。それも正直、慣れたら大丈夫なのですが、慣れるまでは特に気になる人にとってはしんどい時間になると思うので、覚悟して留学することをお勧めします。
 最後に留学するだけで言語レベルが向上するという人もいますが、私はあまりそう思いません。個人的に生活に必要なので勉強しなくても聞き取りレベルは上がると思いますが、正直、それ以上を目指したいなら自分から現地の人に1日少しでもいいから話しかけてみるのが良いと思います。楽しいことだけではないですが、絶対充実した生活を送れると思います。


 
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