留学を希望する方へ
留学体験記

ブカレスト大学
(ルーマニア)

2018(平成30)年度
派遣交換留学
国際資源学部4年
佐々木 一路

ブカレストマラソンに参加

大学近くのカフェでテスト勉強会

授業終わりに行ったクリスマスマーケット

学生は無料で乗れる鉄道チケット

 こんにちは。私は東ヨーロッパにあるルーマニアのブカレスト大学に1年間留学しました。私がルーマニアに来る前は多くのネガティブな話を聞いていましたが、実際はそんなことはありません。平和で最高に楽しい日々を過ごしました。ここは普通に過ごしては何も娯楽のない場所でしたが、街中で楽しみを探してみるとたくさんの宝物を見つけられます。そんな私の留学生活について報告します。

 まず、学業面ではレベルの高さに衝撃を受けました。当たり前のことですが、ブカレスト大学で勉強するということは、ルーマニアで過ごせば誰もが身につく教養があること前提です。私の学部では、ヨーロッパとルーマニアの政治学に詳しくないと授業についていけません。しかし、そんな環境だからこそ学ぶための多くの術が身につきます。ルーマニアの人々はとてもフレンドリーな国民性なので、困った時はみんな助けてくれました。自分の学部だけでなく、自分の意欲があれば他学部の授業も履修できます。学部の先生は、勉強にまじめな学生に本当に手厚い方が多いので、お陰様で最高の学びができました。

 生活面は、日本人にとってかなり楽です。学生寮は月9000円で住めます。部屋はアジア人同士でまとめてくれます。私は最初の学期は日本人がルーミーでした。次の学期から韓国人の学生とルーミーになれました。そしてルーマニア生活の最大のメリットが、物価が安いことです。1日の食費を500円以内で問題なく過ごせます。外食は少し高いですが、出店のような売店はとても安いです。学生寮から徒歩3分の場所に東ヨーロッパで最高売り上げを記録するスーパーがあります。まるでコストコのような規模なのでとても便利です。

 最後に、ルーマニアはとても親日の国です。日本人と伝えると態度がコロリと変わるほど分かりやすいです。ルーマニアで日本語を勉強する学生も多く、高校生の頃から授業で勉強している学生もいました。日本文化の祭りやイベントにも参加でき、どこか愛国心のようなものを感じ始めました。その気持ちをきっかけに、ブカレストにある茶道教室と合気道道場に通い始めました。他にも多くのことに挑戦し、成功も失敗もたくさん経験して自分自身の成長を多く感じる留学生活となりました。

秋田大学みらい創造基金学生海外派遣支援事業の留学体験記はこちら
 
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