外国人留学生の方へ
在校生からのメッセージ

在校生からのメッセージ

秋田大学で過ごす学生生活の魅力

晋 博山さん(中国)
教育文化学部 地域文化学科 地域社会コース

「秋田」を冠する名称は、あきたこまち、秋田杉、秋田美人、秋田犬、秋田音頭、酒処秋田など、実に多いです。日本海に面した沿岸部と山に面した内陸部がある秋田県は、山・海・湖といった自然に恵まれており、特有の文化や伝統行事も多く残っています。加えて、秋田県人は比較的おっとりした性格で、犯罪事件や離婚率も低く、日常の落ち着いた生活には適しているといえるでしょう。また、きりたんぽ鍋、しょっつる鍋、稲庭うどん、比内地鶏、秋田ふき、いぶりがっこなど、秋田の風土を生かした料理や食材もたくさんあります。秋田県は様々な魅力が溢れています。

秋田大学はこの秋田県の県庁所在地として政治、経済の中心を担う秋田市に位置する国立の総合大学です。大学は、国際資源学部、教育文化学部、医学部、理工学部及び大学院で構成されます。

私は教育文化学部の地域文化学科に所属する4年生です。教育文化学部は幅広く深い教養、多角的でしなやかな思考力、総合的かつ自立的判断力を培い、様々な現代的課題を総合的に探求し、地域社会で活躍する人材を育成することを目的としています。地域文化学科では、地域社会、国際文化、心理実践の専門科目群の様々な科目を幅広く学ぶことができます。また、大学の講義は、先生が話すことを聞くという形の講義だけではなく、グループワークや、学外に出るフィールドワークなども多くあります。さらに、秋田大学は国立大学であるため、教員一人あたりの学生数が比較的に少なく、教員から細やかな指導やサポートを得ることができます。

秋田大学は秋田市の中心駅であるJR秋田駅より徒歩約15分で近く、周辺にスーパーや飲食店が多くあるので、とても便利で住みやすいです。大学の学生支援総合センター及び国際課は、学生の入学から卒業まで、生活の相談や経済支援、就職情報の提供などのあらゆる支援を行っています。また、大学ではクラブ・サークルだけではなく、留学生のための伝統文化体験や農家民泊などのイベントも毎年たくさんあります。学生は便利で安全・安心な、そして充実した学生生活を楽しむことができます。

私の大学生活を振り返ってみると、秋田大学に入ってたくさんのことを学び、楽しい思い出を作ることができ、本当によかったと思っています。ぜひ、みなさんも秋田大学を目指してみてはいかがでしょうか。

秋田で出会った人の温かさ

グェン タイン トゥアンさん(ベトナム)
理工学部 数理・電気電子情報学科 人間情報工学コース

私は東京から一歩踏み出してみて、秋田大学を受験しに来ました。秋田駅に降りた瞬間、後ろから「寒くない。はい、温かいお茶どうぞ。」と迎えに来た先輩の声を聞きました。秋田の1月の冬の中で、その親切は十分私の心を温めました。1年間秋田大学で勉強して、今年2年生になった私に、その温かみを実感した話しをさせてください。

まず、私が入学するときは、ちょうどコロナウィルスが一番拡大している時期でした。学校に行けず、アルバイトもできず、私は部屋に引きこもるような生活でした。そのとき、国際課を通して、秋田の食料支援団体からの大量の食品をもらいました。さらに、悩み事を先生方とすぐ相談できるスペースがいつも用意されているので、私の学校生活が明るく楽しくなりました。

そして私は、毎週末の留学生間のサッカー試合、森作り、新聞会社と一緒に記事を作成するなどの活動に参加する勇気を学校や友達から与えられました。さらに、私はその勇気を使って、2020年の夏に雑誌を作成するプロジェクトに挑戦しました。これは、自分で県内の活躍している人を探し、インタビューし、その人の美しい言葉を多くの人に届けるように雑誌を作ろうという計画でした。その計画を通して、秋田県の高齢者の喜びのために力を尽くしている人から元気をもらいました。

そのように1年間が経って、秋田大学といえば、「助け合い」という言葉がすぐ自分の頭の中に浮かびます。秋田大学への留学を検討しているあなたも、その温かい助け合いを実感してほしいです。秋田大学でお会いしましょう。