第1期吉村プラン
~地域に根ざし,世界に発信する教育・研究拠点~
存立の理念
- 国立大学法人秋田大学は公的支援の下に、社会の要請に応える自律的な知の経営体である。
- 秋田大学は北東北の基幹的な高等教育・研究の場として、その持てる資源と活動によって地域の持続的発展に奉仕する。
- 秋田大学はその歴史と伝統を活かしつつ、地域に根ざした独自性豊かな教育研究の拠点として、世界に発信する。
- 秋田大学は自主自立の人間像の下に、学生が教育文化・医・工学資源三学部相互の多様な知の交わりの中で切磋琢磨する、学習者中心の大学となる。
ごあいさつ
平成20年9月
国立大学法人秋田大学長
吉 村 昇
私が秋田大学の学長に就任して、ほぼ半年が過ぎました。
この間、本学は、中期目標・中期計画の年度評価をはじめ、さらに教育・研究を中心とした暫定法人評価を受けております。
私は、4月にかじ取りを委ねられたとき、秋田大学のあるべき姿についてホームページの学長メッセージに記してきましたし、学長ブログを立ち上げ、本学に対する思いを随時述べてきました。しかしこれまで本学がどうあろうとするか、それについて明確には述べてきませんでした。
6ヵ月間のいわば助走期間を終え、私は、本学が直面している課題や向かうべき方向を提示すべき時期にあると思っています。
そこで、秋田大学が如何なる理念にもとづいて、今後その活動をすすめていくか、これについて「教育」「研究」「社会貢献」「国際化」それに「経営」の5つの柱をたて、それぞれについてのアクションプランを発表することにいたしました。
私は理事・副学長や学長特別補佐の方々と力を合わせ、本学に学ぶ人々や働く人々にとって魅力ある大学として発展していくように、努力してまいります。皆様のご理解とご協力を願ってやみません。
教 育
学習者中心の教育を通じて豊かな人間性と倫理性を養い、学習した専門性を地域や社会で発揮し、時代の諸課題に積極的な取り組みができる人材を育成する。そのために学習することの意義と楽しみを実感できるように、必要な改革、環境整備、支援をおこなう。

- 1.学習者への教育
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- 基礎学力向上、高い倫理性に裏づけられた職業観の育成、国際的視野を育てる教養基礎教育のカリキュラムを構築します。
- グラジュエーションポリシーを明確にした学士教育課程を構築します。
- 三学部の有機的な連携を図り、地域の課題や社会のニーズに即した大学院コースの設置をめざします。
- 語学教育の改善、TOEICやTOEFLの受験の支援、留学援助等をおこない、国際的視野を有する学習者を育成します。
- 「大学コンソーシアムあきた」を拠点に大学開放事業を展開すると同時に、他大学の有意な科目履修を拡大し、学習領域の拡充を図ります。
- 成績評価においてGPA方式の導入を検討し、教員の授業評価やFDの成果を授業・カリキュラムに反映させ、教育の質を向上させます。
- 2.学習者への支援
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- 教育研究基金の資金拡充を図り学士課程や大学院課程の学業成績優秀者を顕彰すると同時に、授業料免除や奨学金制度などの充実を図ります。
- ピアサポート制度を充実させ、学習者相互の学習支援を向上させます。
- 課外活動や自発的諸活動が積極的におこなえるように、課外活動施設の整備や資金援助を行い、幅広い人間形成を支援します。
- 就職セミナーの開催、インターンシップの拡充、就職や資格取得に関する情報を提供し、キャリアサポートを積極的におこないます。
- 学生寮の建設、学生生活の利便性の向上、学生相談窓口の充実を図り、キャンパスライフの質を向上させます。
- 学習者との直接対話を積極的におこない、それをカリキュラム改革、環境整備、学習支援に反映させます。
研 究
地域の現実から人類的諸課題へ視野を拡大させた、独創的な研究活動を推進し、その成果を継続的に地域と世界に発信する。そのために、基礎的基盤的研究とともに、諸学の柔軟な融合と統合による先端的研究をおこなう。
- 1.選択と集中により「特色ある研究」、「世界に発信する研究」、「地域性のある研究」について
積極的に支援するとともに、競争的資金の獲得について支援します -
- 学部・研究科間の連携、諸学の融合と統合による研究など、特色ある研究を支援します。
- 科学研究費補助金の採択率の向上、大型競争的資金の獲得をめざした対策を講じます。
- 研究費および研究者への処遇等のインセンティブを拡大します。
- 2.産学協同研究・受託研究等の飛躍的向上を図ります
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- ベンチャーインキュベーションセンター(仮称)を設立し、産学官共同研究の中心的拠点をめざします。
- 大学内外の研究のグループ化を促進し、研究の進展を支援します。
- 産学連携推進機構における研究支援および知的財産の地域への還元をより充実させ、連携推進の研究プロジェクトを支援します。
社会貢献
公共的な知の拠点として大学開放事業の推進や学術情報の提供、医療・福祉の充実、産業振興への参画をおこない、地域の活性化に積極的に取り組む。そのために大学が基幹となり、保有する資源の活用・提供を積極的におこなう。
- 1.地域との連携や自治体とのネットワークを強化し、多角的な協力体制を構築します
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- 課題やニーズを反映した公開講座や講演会の開催、講師派遣等をおこないます。また、豊かな自然や固有の文化、歴史を対象とした企画を実施し地域振興に寄与します。
- 国や自治体の審議会・委員会・調査研究活動への積極的な参加を図り、地域の発展や課題解決に貢献します。
- 地域の保健・福祉にかかわる諸機関と連携し、地域住民の健康増進に寄与します。
- 2.大学開放事業を積極的に展開します
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- 児童生徒の学力向上や科学・学問への関心・興味を高めるために持てる人的資源をひろく提供します。
- 図書館を市民に開放し、また鉱業博物館を総合学習や理科授業等の活用に提供するなど、大学を地域に身近なものにします。
- 3.大学病院は高度先端医療をおこないつつ最良の地域医療を支える拠点となります
国際化
グローバル化の中で、世界に開かれた大学として国際交流を拡大する。そのために、学生教職員の海外留学・派遣の促進と外国人留学生の受け入れの増加、受け入れ環境の整備に努める。
- 1.留学生・外国人研究者を積極的に受け入れ、国際的なキャンパスづくりをめざします
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- 平成20年度から5カ年計画で留学生を200名に拡大します。
- 授業料免除および秋田大学教育研究基金による経済支援をおこないます。
- 留学生用宿舎および外国人研究者用宿舎を整備します。
- 2.海外協定校を増やし、海外派遣事業を充実させます
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- 研究者の海外派遣事業を実施し、学術交流を推進します。
- 学生・職員の海外派遣事業を実施し、学生の海外留学を促進します。
経 営
大学経営において学長の指導力を高め、迅速な意思決定の下に、諸資源の効果的な投入を図る。そのために、広報機能を強化するとともに、活動全般に対する評価・改善・実施のサイクルを確立し、かつ大学経営を担う人材を育成する。
- 1.責任ある執行体制をつくるため、運営組織の再編を図ります
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- 限られた予算・人材の資源を最大限に活用し、業務の高度化・専門化に対応します。
- 事務機能・組織のあり方を抜本的に見直し、各理事の下に事務組織を配置し、機動性を高めるとともに、大学のめざす方向に事務組織を再編・合理化します。
- 2.大学経営を担う人材を育成するため能力開発を図るとともに、公平性、信頼性の確保された
人事評価制度を構築します -
- 職員の研修体系にもとづく、学内および学外研修や外部人材の登用による人材育成を推進します。
- 職員に対する表彰制度および顕著な業績を有する教授に対する特別貢献教授制度(仮称)を創設します。
- すべての職種に対する人事評価を平成21年度から本格実施します。
- 3.教育、研究、社会貢献等を充実させるために、収入の安定的確保や支出の効率的な執行に
努め、安定した財務の実現を図ります -
- 効率的な病院経営により安定的な収入の確保に努めます。
- 競争的資金(科学研究費補助金等)や寄付金の確保に努めます。
- 資源の効率的・効果的な配分により、限られた予算を最大限に活用できるようにします。
- 余裕資金の積極的・効率的な運用に努めます。
- 4.教職員の働く環境をより充実させます
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- 男女共同参画推進のためのアクションプランの実施に努めます。
- 安全・安心なキャンパスづくりを実施します。
- 5.教育研究支援および管理運営を充実させるため、学内情報システムをさらに整備します
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- 情報セキュリティポリシーの充実を図ります。
- 大学情報ポータルシステムを平成21年度までに構築します。








