1. ホーム
  2. 男女共同参画推進の取組み
  3. メッセージ

メッセージ

男女共同参画推進委員会委員長

秋田大学での男女共同参画に係わる取り組みは、平成17年2月の「男女共同参画推進委員会」「男女共同参画推進専門委員会」の設置以来、着実に成果をあげ てきました。平成19年度に「秋田大学男女共同参画推進のためのアクションプラン」を策定し、ポジティブアクションとワークライフバランスの実現のために 検討を重ねてきました。
  秋田大学の運営理念「吉村プラン」には男女共同参画推進が明記されます。その事業の一環として平成21年5月には、男女共同参画推進室を開設、 平成21年度科学技術振興調整費・女性研究者支援モデル育成プログラムに採択され、さらなる発展のきっかけとなっています。「大学間連携と女性研究者支援 in 秋田」は、秋田大学女性研究者の研究環境の整備と、本学を拠点とする県内大学間連携による女性研究者支援の地域社会への還流を目的とするものです。
  今、激動する社会のなかで、大学は、よりいっそう、人材育成、知的創造の中核としての男女共同参画推進を期待される存在となってきています。秋 田大学では約2000人の教職員が、さまざまな雇用形態によって勤務しています。制度自体はかなり整備してきた本学が取り組むべき次の課題は、ダイバーシ ティ尊重の風土を醸成し、ワークライフバランスの実現を目指した活動をすることです。
  男女共同参画推進室(コロコニ)では、多様な勤務形態での研究活動を可能にするための環境作りの一環として、安心して気軽に相談できるよう、支 援相談窓口(コンシェルジュ・デスク)を設置し、スタッフ研修会を実施しつつ、相談体制の充実を図っています。コロコニホームページも開設しましたので、 ご覧いただければ幸甚に存じます。
  平成22年4月には学内保育施設「千秋保育園」に、病児・病後児保育室「ことりのおへや」を開設し、仕事の都合で自宅での保育が困難な場合に、 家庭に準じた環境での看護・保育を可能にしました。さらに平成22年6月の育児・介護休業法の改正にともなう関係規定の改正に合わせて、さまざまな制度を 教職員が有効に活用できるよう、わかりやすく雇用形態別に整理して一覧にしたガイドブックを作成し、配付しました。
  男女平等度を示す国際ランキングの順位に一喜一憂せず、着実に前進することをこころがけ、努力してまいりたいと存じます。
  男女を問わず、年齢を問わす、職種や雇用形態を問わず、自らが選択するワークライフバランスの下で仕事ができる社会が一日も早く実現するよう祈念いたしております。