平成30年度 秋田大学COC+事業
秋田大学コグニサイズ中間報告会を開催しました。

10月17日(水)潟上市防災健康拠点施設トレイクかたがみにおいて、秋田大学コグニサイズ事業中間報告会を開催しました。

「コグニサイズ」とは国立長寿医療研究センターが開発した認知症予防運動プログラムで、コグニッション(認知機能)とエクササイズ(運動)を組み合わせた造語です。例えば、「歩きながら計算する」といった「有酸素運動」と「頭を使う作業」の組み合わせにより能を刺激し、認知機能の維持向上を目指すプログラムです。

秋田大学は、大学としては全国で初めての「コグニサイズ促進協力施設」の認定を受けており、「指導者資格」を持った医学系研究科の教員により「チームコグニサイズ」を結成し、コグニサイズの実践活動に取り組んでいます。

本報告会は、コグニサイズを全県的に広く普及させることを目的とし、潟上市におけるコグニサイズ教室の実施に合わせて開催したもので、秋田大学 志立正知理事の開会挨拶、医学系研究科 藤田智恵助教よるコグニサイズ運動の概要説明に続いて、同 猪股祥子助教及び久米裕助教から平成28年度の東成瀬村と平成29年度の男鹿市における実践事例の概要とその効果についての発表を行いました。

また、自治体担当者と参加者代表から、コグニサイズ教室に参加しての感想や運動を継続していくための課題等について、それぞれ発表があり、会場の参加者との熱心な質疑応答が行われ、最後に医学系研究科 中村順子教授による挨拶で閉会となりました。

本報告会には、県内の認知症予防に携わる医療、自治体関係者及び教室参加者など、70名を超える参加者あり、また、テレビや新聞の取材も行われるなど、秋田県内における注目の高さがうかがえました。
この取組は平成30年度秋田大学COC+事業の取組の一環として実施したものであり、引き続き、様々な機会を通してコグニサイズ運動の普及に取り組み、「健康コミュニティづくり」による若者の地元定着を目指してまいります。


コグニサイズ教室第2回目の様子

テレビ取材を受ける藤田助教


挨拶する志立理事

東成瀬村・事例発表の様子


男鹿市・事例発表の様子

質疑応答の様子


中間報告会の様子

挨拶する中村教授