平成30年度 秋田大学COC+事業
聞き書きボランティア冊子贈呈会を実施しました。

10月25日(木)秋田西高等学校において、聞き書きボランティア冊子贈呈会を実施しました。

この冊子贈呈会は、秋田西高等学校の生徒が7月に実践した「聞き書き」の成果として、生徒自らが書き起こし、製本した「聞き書き冊子」を、直接、語り手となった高齢者の皆様にお渡しする会として開催しました。

「聞き書き」とは、高齢者から話を聞き、その人の一人語りの文体で一冊の本にまとめる活動であり、「聞き書き」を通じて地域や住民の歴史を後世に伝えるとともに、語り手の高齢者は生きがいを感じ、聞き手は高齢者から昔の生活など様々なことを学ぶことができます。

この日は、先の実践活動で聞き手となった秋田西高等学校の生徒9名と、語り手の皆さん15名及び潟上市、秋田大学の関係者が参加し、聞き手が作品の一部と感想を読み上げ、その後語り手に手渡しする形で進められました。
高校生が緊張しながらも慎重に読み上げる声を、語り手の皆さんは目を閉じ、時折うなずき、微笑みながら真剣に聞き入っていました。そして、作品が手渡されると、丁寧にお礼を述べながら、皆笑顔で受け取っていました。
最後に、語り手代表の長門幸矢さんと秋田西高等学校の高久富紀子教頭が閉会の挨拶を行い、会を閉じました。

秋田大学は「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」の一環として、「聞き書きボランティア養成」に取り組んでおり、今後もこうした活動を通して、地域住民の共助・共生意識を醸成し、高齢社会でも住みよい・安心感のあるコミュニティの創生モデルを目指していきます。


開会の挨拶をする中村教授

作品贈呈の様子


挨拶する語り手代表の長門さん

閉会の挨拶をする高久教頭