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平成28年度 秋田大学COC+事業第1回実行委員会を開催しました。

 5月31日(火)秋田大学百周年記念館2階会議室において、第1回実行委員会を開催しました。

 はじめに平成27年度 地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)の採択により、事業を全学的、総合的に推進する組織として平成28年4月1日に 地(知)の拠点推進本部を設置、事業推進のための実行委員会設置要項を整備。文部科学省の数値目標「平成31年度までに学生の地元定着プラス10%」に向けて、関係機関と連携し1人でも、2人でも地元に定着できるよう、大学としての役割を果たしていきたいとの説明がありました。

 次に、平成27年度の実績報告と併せて、平成28年度事業計画等「オール秋田」で若者を定着させる取組について説明がありました。

①「6大学連携プロジェクト部会」では、教育プログラム委員会、6大学※1連携「秋田おらほ学※2」検討委員会を設置。学生に「ふるさと秋田」の魅力を伝える体制を整え進めていく。

② 「若者定着促進部会」では、男鹿市で「拓殖大学のフェンシング部合宿」の実施、東成瀬村で、首都圏大学学生の教育実習誘致を進めていく。

③ 「若者育成部会」では、東成瀬村で「コグニサイズ運動※3」を住民対象に実施。「聞き書きボランティア養成講座※4」では、「教養ゼミナール1-聞き書きによる人間関係の構築-」を開講したこと、第4回日本聞き書き学校への参加。

 地元定着「プラス10%」に向けて、地元企業の魅力を伝える機会を設ける体制、地域の人々との絆づくり、地域活性化に結びつく活動にしていくことを確認しました。


COC+実行委員会の様子

※1「6大学」とは
COC+事業参加大学として、秋田大学・秋田県立大学・秋田工業高等専門学校3校、COC+事業協力大学として国際教養大学・秋田公立美術大学・日本赤十字秋田看護大学3校をあわせた6大学のこと。

※2「秋田おらほ学」とは
秋田という「地」の魅力、地元での仕事の意義や暮らしの豊かさを伝えるため、地域志向科目群(秋田の先端科学・技術、諸産業、歴史、芸術・文化、自然、教育など)を中心にしたカリキュラムのこと。

※3「コグニサイズ運動」とは
国立長寿医療研究センターが考案した運動法で、コグニション(認知機能)とエクササイズ(運動)を組み合わせた造語。例えば、歩きながら計算するといった「有酸素運動+頭を使う作業」の組み合わせで、認知症予防の効果が期待できる運動のこと。

※4「聞き書きボランティア」とは
高齢者の話を聞いてそれを記録し後世に残すとともに、この方法技術を通して様々なボランティア活動に活かすことを言う。また、高齢者から庶民の歴史など様々な事を学ぶとともに、高齢者にとっては話すことで生きがいを感じることに繋げる活動のこと。