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センター長挨拶

 人口の急激な減少や超高齢化という我が国が直面する大きな課題は、地域活力の低下にとどまらず、地方の衰退や市町村の消滅が懸念されるとともに、人口減少率が全国一の秋田県にとっても深刻な問題となっています。このため、国と地方が一体となり、各地域がそれぞれの特徴を活かした自律的で持続的な社会を創生する「地方創生」の取り組みが全国的に展開されているところですが、秋田大学では、いち早く「地域再生のための知の創生の見地から、地域と連携し、地域の活性化、教育活動、住民活動への助言や地域の防災等に関する研究と支援等を行い、地域の発展及び安全・安心な地域社会の形成に寄与する」ことを目的に平成23年4月「地域創生センター」を設立しました。このセンターでの取り組みを足掛かりに、平成25年度からは、地域のための大学として地域再生・活性化の拠点となる大学の形成に取り組む「地(知)の拠点整備事業(COC事業)」により、超高齢社会における地域課題解決型の事業展開を図るとともに、平成27年度からはCOC事業を発展させ、地方公共団体や企業等と協働して、学生にとって魅力ある就職先を創出・開拓するなど地方創生の中心となる「ひと」の地方への集積を目的とする「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+事業)」に取り組んでいるところです。

 一方で、秋田大学が地域産業の活性化と雇用創出につながる研究や人材育成を進めるためには、学部・研究科の枠を超えた研究面での地域貢献に一層力を注いでいく必要があるとの判断から、秋田大学が地域と連携し、地域の活性化と発展に寄与することを目指して、地域協働、地域防災の事業を担ってきた「地域創生センター」と、希少元素に注目した新リサイクル技術の開発と高度素材設計に関する研究を課題に掲げて研究活動を行ってきた「ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー(平成13年5月設置)」、また企業等との共同研究や人材育成、産学官連携活動を一層促進することを目的にした「ベンチャーインキュベーションセンター(平成24年10月設置)」などの既存の施設を再編統合し、平成28年4月に新たに「地域協働・防災部門」と「地域産業研究部門」の2部門からなる「地方創生センター」を設置しました。

 秋田大学は、大学の使命である教育と研究を地域に還元する任務を担っています。その中で「地方創生センター」は、地方創生に取り組む地(知)の拠点大学の中心的な役割を担いつつ、「地域協働・防災部門」では、学内の各学部・研究科と連携しながら、地域との協働による地域振興策、地域課題解決への取り組みと地域防災等の研究・支援を推進することで、地域を担う人材育成を図るとともに、「地域産業研究部門」では、秋田大学が得意とする資源開発の研究や医理工連携を含めた地域産業の成長に資する研究を推進し、秋田県が掲げる政策とも連携した地域の産業振興、活性化に貢献するとともに、特に高度な教育を受けた人材及び高度な研究や新しいものづくりのできる人材を地域に輩出できるように努力し、最先端の研究で地域産業の発展に取り組んでまいります。

地方創生センター長 小川 信明