出前授業(化学)を実施しました。【秋田県立湯沢翔北高等学校】(H29.12.14)

(先生からの質問に挙手で答える生徒たち)





 

(吸熱反応の教卓実験をプロジェクタに投影しながら説明する様子)





 

(生徒たちが実験している様子)





 

 秋田県立湯沢翔北高等学校 1,2年生22名を対象に,本学の佐藤芳幸准教授(理工学研究科)が高大接続テキスト(「化学の基礎Q and A」)を活用した出前授業を行いました。
 
 今回の授業は「ものが溶けるとはどういうことですか」をテーマに,先生が実験する様子を見るだけではなく,実際に生徒たちも実験しながら授業が進められ,理解を深めていました。
 行われた実験は,カタクリ粉にお湯をかける,溶けたものにレーザー光をあてる,導電テスタで導通を調べる,生石灰に水をかけて温度を測る,という簡単なものでしたが,高校の化学で学習する内容と密接に結びついていることが示されました。
 デンプンは水には溶けませんがお湯には溶け,その様子が分子シミュレーションと関連付けて説明されました。そして,分子やイオンがどのような状態になれば導電性が現れるのか,光が散乱するのか,などの理論と結び付けられていました。また,物が水に溶けた時の発熱や吸熱を実際にとかして体感した上で,溶解現象が「化学反応」であることを説明し,教科書にある熱化学方程式へと説明が展開されていました。
 これらの実験や考察・説明を通じて,化学現象の理解が物質の持つエネルギーについての知見を与えており,単元ごとにバラバラに思える学習内容が奥深いつながりを持っていることを学べたのではないでしょうか。

授業後の感想の一部を紹介します。
・高校の授業範囲だったが,もう一歩踏み込むとまたわからないことが多く出てきて興味を持つことができた。化学を好きになるためにも授業でやっていることだけではなく,自分から調べたりして知識を身に付けたい。
・化学の分野では,一つのことに対して多くの課題を見つけてそれに取り組むという,終わりのない楽しみがあると感じました。
・化学についての研究をしてみたいと思いました。暗記ではなく,自分でどうなるか仮定を立てて,実際に確かめることが大切だと感じました。