施設概要ABOUT

施設概要

新世代モーター特性評価ラボは、秋田市雄和の旧秋田市立種平小学校(2016年廃校)を改修し、試験研究施設として整備した当センターの主要研究拠点になります。秋田空港から車で約5分の場所に位置しています(アクセスマップ)。小学校の外観は変えずに、体育館や各教室などを重点的に改修し、航空機電動化研究の施設として生まれ変わりました。

新世代モーター特性評価ラボ

この体育館には150~200席の民間航空機の胴体を収納できるスペースがあり、実寸大の航空機(単通路型航空機に相当)の機体の電力網や機器配置を再現した大小システムの実証試験が可能となります。

体育館内整備計画イメージ

モーター・発電機の特性評価試験

2022年2月に試験容量400 kW/最高試験速度20,000 r/minまで対応可能なモーター特性試験装置(シンフォニアテクノロジー社製モータベンチ)を導入しました。詳細な仕様については「貸出設備」からご確認ください。

この設備を活用することで以下の試験を実施することができます。

  • モーター・発電機の特性評価試験
  • モーターとインバータを組み合わせた性能評価試験
  • モーター駆動装置の耐久試験・信頼性試験
  • 体育館に整備されたグリッドを介して複数の機器に接続した大小システムの実証試験

その他にも、当設備利用に関する検討でご相談したい場合は「相談窓口」からお願いします。

モーター特性試験装置

カッパーフェザ

旧体育館全体に実寸大の航空機機体を模擬した電力網実証試験設備(通称:カッパーフェザ)が設置されています。本設備は、同じく体育館内に整備したモータベンチと、直流電源・電子負荷(予定)、および利用者の皆様が各自持ち込まれた機器などを、電力網を介して接続することで、大小システムの実証試験が実施可能です。

カッパーフェザの由来

航空機のシステム試験設備はIron Bird(鉄の鳥)と呼ばれています。電力ケーブルには銅が部材で使われており、それにちなみCopper Bird(銅の鳥)が案出されましたが、既に海外の航空機電力グリッド試験設備の登録商標となっていました。そこで、鳥をヒントに、秋田県の県鳥がやまどり(Copper Pheasant)であったことから、その名前をとってカッパーフェザと名付けました。

秋田県鳥やまどり

やまどり(秋田大学電動化システム共同研究センター 安部勇輔特任助教が秋田県内にて撮影)

駐車場

正面玄関前の広場、旧グラウンドをお使いいただけます。事前に申し出てもらえると対応がスムーズにできます。

注意

駐車場で発生した車両事故、盗難などに関しましては、当センターは一切の責任を負いません。また、当センターのラボ利用者以外の方が無断で違法駐車された場合についても然るべき対応をとらせていただきます。

正面玄関前の広場
旧グラウンド

利用可能スペース

児童が授業を受けていた教室を改修して、センター利用者、来訪者が打ち合わせや休憩等に利用できる場所を確保しました。
利用できるスペースは2箇所になります。

会議室
多目的室

以下もご利用いただけます。

通信環境・貸出物品

  • インターネット環境有(Wi-Fi)
  • 一般工具、安全関係装備、計測機器などの貸出(要相談)

水道設備・お手洗い

館内にお手洗い(男女)と水道設備が整備されています。ご自由にお使いいただけます。

最寄りの売店・コンビニ