大学構内は日中涼風で秋到来

2014年08月27日

地域文化学科(地域科学課程兼任) 篠原 秀一

 

 お盆が過ぎれば暑さの峠を越えるのは今年も例年通りです。今日は、朝晩だけではなく、日中でも涼しい風が吹いています。風があまり冷たいと冬を連想してしまうのでよろしくないのですが、蒸し暑かった夏のあとですから、涼風はいつも以上に爽やかです。
 現在、学部構内は学生の夏休み中(先生方は各地に出張・研修中など)で、ひっそりとしています。若々しい緑陰が風に揺れ、陽光が穏やかな色で、秋到来を感じさせます。




 

横手市で間引きスイカ活用の勉強会を開催

2014年08月07日

地域文化学科 地域社会講座  池本 敦


 8月5日(火)に横手市文化交流センター・Y2(わいわい)プラザで間引きスイカ活用についての勉強会を開催しました。駅前にあり、入り口付近の「にぎわいひろば」は、カフェとして利用されていました。フリースペースとして、様々なイベントにも活用されるそうです。


横手市文化交流センター・わいわいプラザ


 Y2プラザは中心が天井の高い吹き抜けのある開放的なアトリウム構造で、夏休み中の高校生が集まり、勉強を行っていました。1階のオープンスペースでは、今年の夏開催された高校野球・秋田大会の写真展が開催され、観覧に訪れた市民で賑わっていました。


プラザ内で勉強している高校生



高校野球の写真展の様子


 Y2プラザ3階には、秋田大学横手分校が入居しており、同じフロアの研修室で勉強会を行いました。勉強会には根岸分校長も参加してくださり、いろいろとご助言をいただきました。


秋田大学横手分校・根岸分校長


 私たちは廃棄される間引きスイカの活用にも取り組んでいます。小型の間引きスイカには高血圧予防成分が含まれていることが分かり、そのエキス(BWE; Baby Watermelon Extract)を健康食品原料として利用する活動を行っています。


勉強会の様子1


 今回は横手市総務企画部の小田島さん、辻さんや高橋さんが中心となり勉強会をセッティングして下さり、農林部マーケティング推進課の方々も来ていただきました。横手市内の食品関連の民間企業の皆様に参集いただき、最初にBWEエキスの開発の経緯と現在の研究状況を私から説明しました。その後、意見交換の時間が設けられ、活発な質疑応答や具体的な相談がありました。今後、BWEエキスを活用した食品の開発がどんどんと進むことを期待しています。


勉強会の様子2


 秋田大学からは産学連携推進機構の昌子智由先生と教育文化学部の学生が参加し、地元の高校生の参加もありました。食品開発の現状をしっかりと勉強していただき、将来、是非とも食品産業分野で活躍して欲しいと思います。勉強会後の懇親会では、本物の横手焼きそばをいただきながら、率直な意見交換をさせていただきました。


横手焼きそば


 単に上に目玉焼きが載ったものが横手焼きそばだと誤解されがちですが、本物の横手焼きそばは麺の断面が丸ではなく四角で、炒める前に茹でられています。実は昨年度、すでにBWEエキスを添加した横手焼きそばが試作されており、健康機能が付加されるだけでなく、麺の食感も良くなる可能性があることが分かっています。焼きそばとスイカという異質なコラボレーションの今後に期待したいと思います。