初年次ゼミ・フィールドワーク(秋田内陸線)

2012年06月26日

秋田内陸線・鷹巣駅から出発する学生

 

地域科学課程生活者科学選修 池本 敦


  6月23日(土)に地域科学課程1年次の授業・初年次ゼミでフィールド―ワークを行いました。参加者は地域科学課程の新入生66名全員とサポート役の3年生2名及び教員8名の合計76名で、調査地域は秋田内陸縦貫鉄道(秋田内陸線)とその沿線です。朝8:30に貸し切りバスで大学を出発し、10:10に始発駅である鷹巣駅に到着しました。そこから11班に分かれ、ホリデーフリー切符を使用して自由に秋田内陸線の各駅で乗降し、駅及び沿線地域を調査しました。最終的に17:50に終着駅の角館駅に集合して再び貸し切りバスで帰途につき、大学へは19:10頃に到着しました。
 ちょうど新緑の季節で、列車は緑のトンネルを通過していくようで気持ちよく、まさに癒しの風景でした。学生は各班で以下のようなテーマを設定し、調査をすることが目的でしたので、ゆったりとした気分でなかったかもしれません。

・1班: 阿仁前田駅周辺を散策し散歩コースを提案
・2班: 地方集落の現状とその暮らし
・3班: 周辺地域の地域振興及び観光活性に関する提案
・4班: 鷹巣駅、米内沢駅及び比立内駅周辺を対象とした観光コースの提案
・5班: 阿仁町・根子集落の調査
・6班: 両端駅である鷹巣及び角館駅おける食を中心とした土産物・特産品の調査
・7班: 車窓景観と各地の観光資源に関する調査
・8班: 阿仁合駅周辺の観光施設の調査
・9班: 角館の街を歩き観光客が惹きつけられる角館の魅力を知る
・10班: 阿仁合駅周辺の名物料理と特産品について
・11班: 両端・中間駅(鷹巣、阿仁合、角館)の駅構内と周辺の空間利用についての調査比較

 地域科学課程は、地域活性化に貢献する人材の育成を目的としていますが、地域生活の実相と課題に対する認識を深めるために、机の上の学習だけでなく、フィールドワーク等の教育を重視しています。秋田内陸線沿線の自然や人々の生活に触れ、文化や産業の特徴を理解することで、事実をとらえる感覚を現場から学んでいくことが地域理解には必要です。その上で、沿線に豊富な観光資源の活用の方法等について、まだ未熟かもしれませんが学生には自分の頭で考えて欲しいと思っています。
 米内沢駅に到着する手前あたりでは、車窓から“田んぼアート”を見ることができました(写真参照
)。田んぼの中に美しい「はまべ(浜辺の歌)」の楽譜が登場しましたが、作曲者の成田為三先生は米内沢のご出身で、米内沢には先生を記念した浜辺の歌音楽館があります。成田為三先生は秋田大学教育文化学部の前身である秋田県師範学校の卒業生で、秋大生の先輩にあたります。秋田大学手形キャンパスの正門右側にあるインフォメーションセンターには成田為三の常設展示場がありますので、機会がありましたらご覧ください。
 学生は調査内容をまとめ、7月17日(火)と24日(火)の授業(16:10~17:40)で発表会を行います(場所:一般教育棟2号館203号室)。両日の授業は一般開放いたしますので、ご自由にご覧ください(事前連絡不要)。


米内沢駅付近の田んぼアート

ハイファ大学交換留学開始後一年を経て

2012年06月18日

 

国際言語文化課程国際コミュニケーション選修 三宅 良美


 5月1日から13日まで再びハイファ大学へ参りました。今回は授業「日本のマイノリティー」の最後のセッションを完結することの他に二つのイベントがありました。
1.ハイファ大学・秋田大学間交流についての会議
 アジア学科学科長オルニット(Ornit Shani) 、アジア学科日本学プログラム長ミキ(Michal Daliot-Bul、国際科(留学生科)事務局長タマール (Tamar Vital) と話しあいました。(写真)
 2011年から、ハイファ大学のアジア学科・日本語プログラム専修の学生が秋田大学に留学し始めました。今年は秋学期から二人の学生がくることとなりました。数多くの応募者の中から選ばれた優秀な学生たちです。「秋田ってどんなところですか?」と目を輝かせています。
 秋田大学からは国際コミュニケーション専修の関野崇さんが2011年10月からハイファ大学で勉強をしています。何百人もの留学生のうち日本人は早稲田大学からの留学生と関野君二人だけ。「ものすごく読まなきゃならないけど、エキサイティングですよ。」とのこと。どのように成長して帰ってくるか楽しみです。
ハイファ大学国際科への留学には、TOEFLのスコア提出が必要となりました。ヘブライ語のコースを中心に、チャレンジして欲しいものです。
2.日本・イスラエル60周年記念シンポジウム
 今年は日本とイスラエルが国交を開始して60年目。さまざまなイベント、シンポジウムが目白押しです。5月7―9日には エルサレム・ヘブライ大学トルーマン平和研究所において、「日本とイスラエル:地域的・双方的・文化的視点」と称しシンポジウムが開かれました。米国プリンストン大学教授 シェルドン・ギャロンによる講演Transnational Japanによって幕開けしたこのシンポジウムでは、日本人民族音楽学者Yayama Kumiko氏のアレンジメントによる、箏・ウード(アラブ楽器)・ユダヤ教会カントール(宗教歌手)を合わせた見事な演奏を聴くこともできました。同日、イスラエル日本学会も発足しました。
 この行事のひとつとして、一週間後には、ハイファ大学ヘクト・ホールにおいて、シンポジウム「ブトーと日本の前衛:イスラエルの視点」と、イスラエル人ブトー家Adi Lamdanによるパーフォーマンスがありました。2年前来校したProf. Rotem Kowner の主催です。「Butoh(ブトー)」というと、日本の人にはあまり知られていませんが、ヨーロッパ、イスラエル、北米で高い人気を誇っています。暗黒舞踏、前衛舞踏と呼ばれた、日本生まれのパーフォーマンス芸術です。秋田出身の石井漠も舞踏を生み出した親達のひとりとして名を連ねています。



新しい学部案内パンフレットができました。

2012年06月13日

緑のトンネル

 

 

広報・地域連携推進委員会 篠原秀一


 新しい学部案内パンフレット、「秋田大学教育文化学部2013」が、遅ればせながらできあがりました。昨年度用の2012と基本的骨格は変わりませんが、現時点での最新内容に更新されておりますので、興味ある方には是非、御覧いただきたいと思います。近いうちに、このホームページでも閲覧・ダウンロードできるようにいたします。

 新しい学部案内には大学構内の風景写真が少ないので、さらに大きくなった緑のトンネルの写真を前回に引き続き、掲載します。今日13日午後1時40分頃の様子です。午後の授業は12時50分からですから、授業中につき学生さんたちの姿はあまり見られず、静かに日差しが降り注いでおります。晴天はもう、1週間くらいは続いているでしょうか。
 気温は摂氏25度を多分越えているでしょう。秋田でも木陰の涼しさが感じられるようにもなってきました。でも、梅雨前線より北側の大気団の影響で、今日もさわやかな風が吹いています。働くのにも休むのにも、気持ちのよい季節が続いています。
 ちなみに、前期の授業は7月末から8月初めには終了します。学期末には期末試験の準備あるいはレポート作成に勤しむ学生たちで図書館が賑わいますが、ちょうどその頃は、秋田では梅雨の盛り。蒸し暑さと戦いながら、試験やレポート課題とも戦います。

緑の深化

2012年05月31日

 

広報・地域連携推進委員会 篠原秀一


 秋田大学教育文化学部は秋田駅から歩いて15分の手形キャンパスに所在します。決して構内は広くはありませんが、逆に講義室・実験室の有る場所に迷うことはあまりありません。
 桜の季節が終わって、構内の樹々がすっかり葉を繁らせ、夏らしくなって参りました。右の写真は桜が終わって2週間ほどの5月17日、下の写真は本日5月31日のものです。未熟な写真で雰囲気が伝えられず申し訳ありませんが、青空を背景に黄緑の葉が沢山広がっていく様子は、季節の若々しさも感じられて、気持ちのよいものです。関東地方あるいは南東北地方より南または西とは違って、葉の色が黄緑色を長く保っている樹々を見続けられるのも、北東北地方で初夏を楽しむ醍醐味の1つ(?)かも知れません。5月と6月の秋田は晴天も多く、寒くはなく暑すぎることもなく、すがすがしい空気を味わえます。本日の最高気温も摂氏20度です。
 今年はオープンキャンパスが7月28日に開催される予定ですが、その頃には緑がもっと増えて、さらに深化していることでしょう。気軽にお出かけ下さい。


5月31日の様子


天文台特別イベント『部分日食の観察』を開催しました。

2012年05月22日

人間環境課程環境応用選修 上田 晴彦


 皆さんもご存じのように、5月21日は日本列島の太平洋側の広い地域で金環日食という現象が起きました。特に今回の金環日食は、東京・大阪・名古屋など日本総人口の3分の2の生活圏で観察できるということで、マスコミ等にも大きく取り上げられました。秋田市では部分日食しか観察できないのですが、最大で89%も欠ける部分日食が観察できるということで、秋田大学天文台主催の日食観察特別イベントを実施しました。早朝でしたが多数の市民の方たちに参加していただいたこと、雲ひとつない快晴のもとで観察できたことなど、すべての面でとても充実したイベントになりました。参加していただいた皆さん、本当にありがとうございました。

 今回の日食イベントで特に印象に残ったことは、秋田大学天文台としてインタネットライブ中継を初めておこなったことです。事前に何度も予行演習をおこなっていたので大丈夫という自信はありましたが、実際にうまくいっている様子を見て、軽い感動を覚えました。当日だけで延べ1000人近い人たちが、秋田大学天文台のライブ中継を楽しんでくれたこと、とてもありがたく思っています。

 次回、大きく欠ける部分日食が起こるのは2030年になります。ちょうど私が退職する年になりますが、その際も是非秋田大学天文台としてイベントを実施したいと思っています。


7時42分16秒(食最大の頃)の日食の様子(成田堅悦氏提供)



 

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