地域企業との連携

2013年02月28日

株式会社あきた食彩プロデュースのロゴマーク

 

白神手づくり工房の乳酸菌発酵調味料「白神さらら」

 

地域科学課程生活者科学選修 池本 敦


 今週は2月25日(月)・26日(火)の2日間、前期日程の入学試験がありました。受験生の皆様、お疲れ様でした。入試業務の合間に、地域企業との連携について、活動しましたので報告いたします。

 2月25日(月)には、秋田県知的所有権センターの特許流通アドバイザーである栃尾征広さんのご紹介で、秋田県白神手づくり工房有限会社の柴田隆司社長と小林薫顧問にお会いしました。昨年来、塩麹が発酵調味料としてブームとなっていますが、同社はブームになる10年以上前から、世界遺産白神山地原産の乳酸菌を活用した食品の研究を行い、発酵調味料「白神さらら」を開発しました。「白神さらら」は塩麹と異なり、高血圧の原因となる塩分を全く含まないのが利点で、甘酒に似た発酵調味料です。これを使用した食品が開発され、東京のデパート等でも販売されています。詳細は以下をご参照ください。
白神さらら/白神手づくり工房有限会社のホームページURL
http://www.shirakami-sasara.co.jp/index.html

 ただ、美味しいだけではなくて、白神産地由来の乳酸菌を活用した健康機能上の優位性を見いだせれば、さらに商品としての付加価値が高まるのではないかとご相談させていただきました。秋田大学教育文化学部では秋田学・白神学研究運営委員会が組織され、秋田県や白神山地に存在する自然や文化を学術的・多角的に捉える地域学研究を推進してきました。今回のお話のような、地域資源を活用した商品開発の分野についても、今後積極的に共同研究を進めてきたいと思います。

 2月26日(火)は秋田大学産学連携推進機構の佐藤博コーディネーターと一緒に、株式会社あきた食彩プロデュースに訪問させていただきました。同社は、北都銀行や人材派遣のパソナグループ、JR東日本など民間企業が共同出資し、県産農産品の加工食品としての販路拡大を目指す新しい会社で、平成24年10月に設立されました。県産野菜や果物を使った付加価値の高い加工品の開発、製造、販売などを行う「あきた6次化拠点施設」となることを目指しています。
事業内容としては、アグリビジネス参入サービス、マーケティングサービス、情報戦略サービスの3つを柱とし、北都銀行をはじめ、秋田県や県内自治体の職員が同社の運営に参画しており、産官連携組織となっています。詳細は、以下をご参照ください。
株式会社あきた食彩プロデュースのFacebook URL
https://www.facebook.com/akita.shokusai

 今回は、私たちが研究に取り組んでいます間引きスイカを活用した高血圧予防用健康食品の事業化をさらに進展させるために、いろいろとご相談に乗っていただきました。最近、農商工連携に関する組織やファンドが秋田県内にも充実してきましたので、地域の企業や自治体の活動と連携して、大学の研究成果を生かすべく、産学官連携活動を行っていきたいと考えています。


教員免許取得を目指して模擬授業(保健体育科教育学演習の授業)

2013年01月23日

ゲーム中も教師役は声かけを

 

教材を工夫した球技の模擬授業

 

教師役が動きを説明

 

学校教育課程教科教育実践選修 松本 奈緒


 教育文化学部では、小学校教諭、中学校教諭、高等学校教諭、特別支援学校教諭、幼稚園教諭等教員免許が取得できますが、私の担当している保健体育科教育学演習は、中学、高校の保健体育科教諭の教員免許を取得するための必修科目となっています。
 この授業では、受講者が先生役になって授業を行う「模擬授業」を行うことを活動の主体としています。今年度も受講者は陸上運動、体つくり運動、球技、武道、保健等の模擬授業を行いました。授業を受ける側から教える側へ、分かりやすい楽しい授業を行うということがどんなに大変な準備が必要になるのか、模擬授業を行うことで受講者は初めて分かるようです。実施前には教材をどのように工夫するのか、分かりやすい指示を行うにはどうしたらよいか、生徒役の人にどんなアドバイスをすればよいか、指導案を書きながら計画し、担当教官と打ち合わせしながらより良い案を検討します。模擬授業実施の段階では計画が上手くいく所や上手くいかない部分を確かめながら精一杯の指導をします。実施後は授業の教師役、生徒役共に意見を出し合い検討会を行うことや、研究方法に即したデータから自分たちの授業を振り返ることをします。また、他の受講者の行った模擬授業を体験し、自分にはない発想の教材・指導から学ぶことも多いようです。
 今年度の後期授業も終わりの時期となりました。こういった体験型の授業から学んだことを今後の教育実習等に生かしていってくれるといいなと考えています。

冬晴天下の白銀青松

2013年01月23日

 

 

広報・地域連携推進委員会 篠原秀一


 秋田市街地は久しぶりによく晴れました。大学構内の積雪の白、松・樅など常緑樹の緑が鮮やかです。外気温は摂氏5度以下ですが、今日は風も柔らかで、暖かな日差しを受けて,室内では勝手に春の陽気を味わえます。天気予報では明日からまた雪だるまが並んでいますが、春が近づいているのを期待しましょう。
 教育文化学部の改組準備は現在進行中です。早ければ3月に、その途中経過第1報をこのホームページでもお知らせできるかも知れません。今年も来年以降も、是非、意欲ある学生さんたちが入学してくれるよう、期待しております。

雪降り続き、雪景色

2013年01月17日

 

 

広報・地域連携推進委員会 篠原秀一


 年末から雪が降り続いて大学構内もすっかり雪景色です。気温が上がらないので、融雪なく積雪し、あちらこちらで道路が15センチ以上高くなり、その上を人や車が往来しています。写真は昨日16日のものですが、明日明後日がセンター入試ですから、これ以上積雪なきよう祈りたい思いです。
 この時期は、センター入試を挟んで後期授業の最盛期です。教育文化学部4年生は今月末の卒業研究提出締切を控え、その完成を急いで、あるいは楽しんでいます。3年生はかなりの学生が就職活動も卒業研究も開始しています。2年生は専門的な勉強の1年目、興味ある専門分野を明瞭にでき、専門を深め得たでしょうか。1年生は、多くが2年生からの専門分野選択の岐路に立っています。
 こんな雪続きでも、時々見える青空がとても綺麗で、暖房さえ整っていれば、室内から見える雪景色も鮮やかなものです。

地域食資源の有効活用

2012年12月27日

地域科学課程生活者科学選修 池本 敦


 秋田市内も先週から一気に雪景色となり、大学の授業も12月25日(火)が最終日で、冬休みに入りました。「きりたんぽ」や「しょっつる」を使った鍋料理や子持ちハタハタの「ぶりっこ」が美味しい季節です。秋田には気候や風土にあった食や四季折々の食材を生かした郷土料理がたくさんありますが、その他にも消えゆく寸前の伝統食や、幻になってしまった物もあります。また、山菜などの天然物の利用にも特徴があり、秋田オリジナルの食材も豊富です。

 私たちは、そのような地域食資源を有効活用する研究を行っており、地域活性化に貢献するために様々な努力を重ねています。先週は東京で活動を行ってきましたので、ご紹介します。12月18日(火)には日本食品工業倶楽部に招かれ、東京駅から徒歩5分の東洋経済ビルで講演会を行いました。


日本食品工業倶楽部での講演の様子


 日本には食品企業が6万社あるといわれ、そのうち2千社が上場企業ですが、その中でも代表的な大手企業約80社の品質管理部門の部長や役員の方々が集まりました。本題は、「食品表示の諸問題:加工食品の安全性を考える上での製造者表示について」ということで、主に製造物責任法(PL法)と健康食品の安全性の観点から話題提供させていただきました。せっかくの機会ですので、お時間をいただき、秋田の食材のアピールも行いました。懇親会では加工食品の安全性に関して深い議論をさせていただき、有意義な情報交換ができました。また、秋田の食材の全国的なブランド力の高さを確認でき、これらを用いた加工食品の開発が鍵となることを再認識しました。

 翌日の12月19日(水)は、首都圏での活動拠点である秋田大学東京サテライトで、産学連携プロジェクトについてミーティングを行いました。山手線のJR田町駅から徒歩5分の至便な場所にあります。秋田大学のオフィスは6階にあり、入口は写真のように「なまはげ」の暖簾のインパクトが大きいです。


秋田大学東京サテライトオフィス


 今回のミーティングの主題は、秋田の山菜を用いた化粧品の開発です。秋田大学産学連携推進機構の伊藤愼一コーディネーターのサポートで大阪商工会議所に仲介いただき、国内の化粧品製造会社及び外資系大手企業と事業化の戦略について相談させていただきました。秋田には山菜などの天然食資源が豊富ですが、それらを加工した製品の開発には至っていません。また、「秋田美人」のブランド力を効果的に生かした戦略も求められます。化粧品などの付加価値の高い加工製品が開発でき事業化が進展すれば、大きな経済効果も期待できます。プロジェクトの発展のために、いくつか課題が見つかりましたので、さらに研究活動を頑張りたいと思います。

 12月20日(木)には秋田へ戻り、11月に完成したばかりの手形キャンパス南西一角にある百周年記念館で、財団法人あきた企業活性化センターと秋田の山菜の有効活用法についてミーティングを行いました。百周年記念館は、工学資源学部の前身である鉱山専門校の設立100周年を記念して建てられ、写真のように当時の建物の面影を再現しています。この施設はベンチャーイキュショセンター整備事業の一環として、秋田大学の全学的な産学官連携の拠点施設となり、1階には学術研究課や産学連携推進機構の事務室があります。


百周年記念館


 今回は、秋田県内で山菜の栽培に尽力されている企業があり、生鮮食品としての出荷だけでなく、健康食品等の加工食品に活用する可能性について相談しました。こちらも研究をさらに進めていけば、非常に有望な可能性がありますので、地域と連携した活動を積極的に展開していきたいと思います。

 

冬至近づく師走晴れのキャンパス

2012年12月18日

 

広報・地域連携推進委員会 篠原秀一


 雪降り雨降りが続いていましたが、昨日(12月17日)は久しぶりの晴れた青空、暖かな日差しを味わえました。自転車のフレームなどに鈍く反射する光も柔らかで、綿菓子のような触感を想像させる白い雲が青空には浮かんでいます。有り難いことに風もなく気温が高めでした。構内に積雪はほとんどありません。
 今週末には冬至です。冬至が過ぎれば、秋田では最も寒い季節が到来し、キャンパスも年末年始はいったん眠りにつきます。

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