雨降り続き、紅葉進む

2012年11月07日

 

 

広報・地域連携推進委員会 篠原秀一


 秋田市内はずっと雨降り模様です。1週間近く、晴れるときがあっても基本的には雨ばかりです。それほど湿っぽい感じはなく、気温が高めで見た目ほど寒々しくはありません。
 写真は雨の合間、夕方3時半頃の教育文化学部キャンパス一角の一部風景です。日が短くなってきました。冬が近づいています。卒業研究を抱える学生達はこれから正念場です。

卒業生からのことば~幼児教育研究室・ホームカミングデー報告~

2012年10月25日

学校教育課程発達科学選修 奧山順子・山名裕子


 10月20日,大学祭初日に,「保育・教育の現場にふれよう!~先輩が語る子どものこと,保育・教育のこと」と題し,ホームカミングデーを開催しました。昨年度同様,保育現場で働く卒業生5名に来ていただき,在学生からの疑問や質問にこたえていただきました。久しぶりに会う卒業生…少し大人びたような,そして大学生の時とは違う輝きを放っているように感じました。 

 卒業生からは,保育者を目指したきっかけや,就職活動についてなどの在学生からの質問に,「私たちも同じように考えていたよね」と,大学生だった当時を振り返りながら,その時の思いや考えていたこと,そして,最終的に保育者として働こうと決心したことを,それぞれのことばで話していただきました。やはり,少し年上の,自分のモデルとなるであろう,卒業生のことばは,私たち教員が伝えるよりも説得力があり,在学生の励みになったのではないでしょうか。 
 今日の保育現場は,決して恵まれた労働環境であるとはいえないかもしれません。参加した卒業生全員は,それぞれの職場の環境に前向きにかかわり,その中でそれぞれが自分の仕事にやりがいを見出していること,そしてそこでの毎日の子どもとの生活や保育の喜びを熱く語ってくれました。「子どもの声のする環境で働けることの幸せ。」「今日はどんなことして子どもと一緒に過ごそうかな,と思いながら,朝,気持ちよく目が覚める。学生の頃では考えられなかった。」と笑顔で語る卒業生。在学生は,少し前まではすぐ上の学年であった彼女たちが,今,自分とは異なる世界で活躍する随分大人の尊敬できる目標のような存在になったとも感じられたのではないでしょうか。
 「迷うこともたくさんある,けれども,それ以上に子どもと生活することが楽しい。」「子どもたちや保護者,それに同僚の先生にたくさん助けてもらって今の自分の仕事が充実しいたものになっている。」と,「自分」の立場からだけではなく,子ども,保護者,同僚,それぞれの立場にたって話している,就職後間もない彼女たちの姿に,仕事への自信や誇りも感じられました。

 現場に出てからの実践は,もちろん,現場に出てから学ぶことがたくさんあります。いえ,現場に出てからではないと学べないことの方が圧倒的に多いでしょう。しかし,だからこそ,大学生の時にしか学べないこと(授業だけではなく)や,実習での経験が,卒業生たちの中に積み重ねられているからこそ,このように在学生に語れるのではないでしょうか。






 

Xpedition 2012 参加報告

2012年10月19日

 

人間環境課程自然環境選修 成田 憲二


9月23日から10月1日までの期間に行われたGlobe AfricaとSeason&Biomeが主催したXpedition 2012という世界中から集まった子供たちと科学者が様々な環境調査をしながらキリマンジャロに登ろうというプロジェクトに参加してきましたので報告します。

参加した子供たちはタンザニアから1名、アメリカから4名、同伴した教師4名、研究者5名、カメラクルー2名、その他2名でした。この参加者をサポートするガイドとポーターを含めると100名近い大規模なパーティーです。登山は標高2400mからピークの5895mまでの標高差約3,500m、およそ60kmの行程を7日間かけてゆっくり登って行きます。その行程は熱帯雨林からはじまり、低木林、高山草原やヒース、砂漠と様々な生態系を通って氷河(氷床)がある頂上まで、つまり熱帯から極域までに地球上で見られる変化を7日間で体験できるという訳です。いくつかのポイントで子供たちは植生や沢水の水質•雲の様子などについて、研究者の助言を受けながら自分たちの手で測定をしていき、日記などともにネットで毎日世界中に配信します。世界中の子供たちはネットを通じて環境が変化する様子をデータで見ながらキリマンジャロ登山を共有できるわけです。この過程をとおして子供たちは気候変動や生物多様性などのついて多くの事を体験し、環境問題を解決していく科学的考え方を理解し、それを発信し共有していく方法も身につけていきます。

一日の行程はおよそ6時間程度、無理をしないでゆっくり高度に体を慣らしながら登って行きます。2日目の途中から周囲の熱帯雨林は次第に低くなっていき、標高3200mをすぎる頃にはツツジ科の灌木が広がる低木林になって視界が一気に広がります。ここまで来るとアフリカ最高峰であり、地球で一番高い独立峰であり最大の火山であるキリマンジャロの主峰のキボ峰(5895m)が遠くにくっきりと見え、「これからあそこまで歩いて行ってさらに登るんだ」と、あきらめのような気持ちが湧いてきました。標高3500mを超えると夜にはテントの外は夜間に凍り付きますが昼間は暖かく急なこう配を登る時には汗をかくほどでした。これが「一日に夏と冬がやってくる」熱帯高山の特徴で、昼間は夏用の服で行動し夕食・就寝時には羽毛のジャケット・シュラフでなんとかのりきりました。

一日の行程が終わりキャンプ場に到着するとすでにテントが設置され暖かい飲み物が用意されているので、夕食までの時間をキリマンジャロの雄大な姿を眺めながらのんびりしたり、まだ動き足りない人は付近を散策などして楽しみました。大テントの食事用テーブルには必ず花が飾られ、夕食は必ずスープに始まり前菜、メイン、デザートと続きます。はじめのうちはみな残さず食べていましたが、標高が上がるに従い高山病と疲労のためか次第に食事を残すようになり、後半以降はほとんど食べられない人も出てきました。体力が続かないので食べなければいけないところですが、無理をすると消化不良になったり夜中に胃辺りが痛くなったりするので難しい所です。また、高山病で頭痛がしてくる人も出てきましたが、ゆっくり行動する事と高山病の薬でなんとかなるものです。
夕食後は食堂テントでその日の調査結果と子供たち自ら考えた環境問題に関するテーマについてディスカッションを行い、その後世界中からメールで届いた質問に答えていく時間となります。また、衛星回線を使い生中継で世界中からの質問に答えるWebinarには14カ国の学校が参加しました。

このプロジェクトへの参加は今回で3度目ですが、毎回、環境問題や気候変動に関する世界の関心が非常に高いことに驚きます。一方で日本からの参加や関心が少ないのは非常に残念なことです。参加者だけではなくインターネットを通して世界中から多くの生徒が参加できるような環境問題に関する野外教育のプロジェクトが日本でも増えていくように、今後の大学の努力が必要だと思いました。


10月半ば過ぎ、雨上がりの午後

2012年10月19日

 

広報・地域連携推進委員会 篠原秀一


 明日明後日(10月20・21日)は秋田大学祭で、明日は教育文化学部のホームカミングデーでもあります。それにしても、秋田市街地でもすっかり朝夕が冷えるようになってきました。秋田大学は秋田駅から徒歩15分の、秋田市街地にありますが、その構内の樹葉の一部が紅く黄色く色づき始めています。雨上がりの景色はなかなかきれいです。
 後期授業がはじまって3週間が経とうとしています。かなり落ち着いてきました。行事も様々にありますが、これから本格的な勉学の秋になるよう、期待しております。

和歌山県東牟婁地域野外調査実習を実施しました。

2012年10月04日

 

 

 

広報・地域連携推進委員会 篠原秀一



 9月25日正午過ぎに新宮駅に集合し、30日まで和歌山県東牟婁地域を対象とする地域調査実習(2012年度「地理学実験Ⅲ」)に出かけてきました。参加学生は地域科学課程文化環境選修2~4年生の17名で、指導・引率・助言教員は私1人でしたが、上級生たちの協力で何とか無事に臨地実習を終えました。この東牟婁地域を対象とする野外調査実習は15年前、8年前に続いて3回目で、私担当分では他に千葉県銚子市、三重県尾鷲市、高知県東部沿岸地域(高知市・安芸市・芸西村・奈半利町・室戸市)、北海道網走市で調査実習を実施してきました。
 26日午後は新宮駅近くの宿泊所に荷物を置き、新宮の中心市街地・商店街を歩き、神倉神社、熊野速玉大社、新宮市郷土資料館なども巡りました。これは新宮市のごく一部を歩く、いわゆるGENERAL SURVEYですが、30日午前中の那智山見学と対応させる予定でした。最初の神倉神社石段登りが「極めて好評」で、学生たちに睨まれました。
 26~29日は、学生たちが数人ずつ「新宮市商店街」「本宮町伏拝集落」「太地町中心集落」「熊野三山観光」の4班に分かれ、準備した調査票などを元に、現地事情でそれを修正しつつ、地域調査を進めました。各班の対象地域は新宮市、田辺市本宮町、太地町、新宮市・本宮町・那智勝浦町とバラバラで、私が同時に全部付き添うのは不可能なので、各班数人の学生が主体的に調査を進めざるを得ません。実際、私は26日に本宮町、27日に本宮町と新宮市と那智勝浦町、28日に那智勝浦町、29日に太地町に出没しましたが、各班に僕が付き添っていないときのほうが各班の調査が進んだようです。各班の調査結果は、毎晩1時間ほど全員で集まり、調査予定も含めて報告してもらい、調査内容を随時検討しました。掲載の写真は調査実習中の様子ですが、あまり状況がうまく伝わらないのが残念です。
 最終日の30日は、全員で那智山(熊野那智大社・飛龍神社(那智の滝)・青岸渡寺)と中心市街地歩きを含む那智勝浦町GENERAL SURVEYを予定していましたが、台風17号の接近で28日夜の時点でそれを断念。30日朝9時過ぎの名古屋行き特急で新宮を出立しました。これが名古屋行きの30日最終特急で、それ以前から新大阪行き特急は止まっていました。名古屋でも乗る予定の東海道新幹線を大幅に前倒しし、運転中断前に東京へ到着できました。さらに30日夜9時半発夜行バスも、台風と併走する経路ながら何とか運行し、10月1日朝には秋田に無事戻ったのでした。
 今回の地域調査実習の成果も、学術水準の高いものではありませんが、いつもの通り、「秋大地理」等で別途公表します。

9月23日開催、第22回100kmチャレンジマラソンのエイドステーションを少し手伝いました。

2012年09月24日

 

 

 

 

広報・地域連携推進委員会 篠原秀一


 「地域学基礎」という授業の一部として、北秋田分校長の濱田純先生のお世話で、100キロマラソン(仙北市角館町→北秋田市鷹巣)のエイドステーションを、地域科学課程1年次学生7名とともに、少しお手伝いいたしました。
 前日の22日夕方に現地入り、山間地のホテルに宿泊し、23日午前8時に出発。学生たちはすべて気の利く女子学生です。第12(阿仁支所前)に3名、第13(吉田)に2名、第16(一番館前;森吉支所横)に2名と私が配置し、現地の方々に混ぜていただき、可能なお手伝い(ぬれタオルを渡したり、飲食物をすすめたり補給したり)をいたしました。
 写真は第16エイドステーションのものです。かなり大きなステーションで、特産のマルメロ砂糖漬けなどもあります。角館スタート(朝4時半)からは81.37キロ、比立内スタート(午前10時半;50キロの部)からは31.37キロと、走者の方々には一番きつい区間のエイドステーションでもあります。先頭は10時半頃に通過し、13時から15時頃に最も多くの走者が利用されました。早い時間帯は水分補給が、最も走者の多い時間帯には栄養補給が重視されていたようです。地元ボランティアの方々から様々な楽しいお話も拝聴し、忙しかった午後も楽しい時間を過ごさせていただきました。
 第12・13・16エイドステーションの地元住民の方々にはとてもお世話になり、心より感謝申し上げます。第22回にもなる伝統を作ってこられた皆様に、少しでもお役に立てるよう、今回の反省も踏まえ、今後も参加できたらと考えております。また、このような地域貢献型授業を今後も学部全体で、あるいは個人的にも少しでも多く実施していけたらいいなあと夢想しております。
 今回の授業の一環としての観察・聞き取り調査成果は、いずれ、別途、公表いたします。

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