ハイファ大学交換留学開始後一年を経て

2012年06月18日

 

国際言語文化課程国際コミュニケーション選修 三宅 良美


 5月1日から13日まで再びハイファ大学へ参りました。今回は授業「日本のマイノリティー」の最後のセッションを完結することの他に二つのイベントがありました。
1.ハイファ大学・秋田大学間交流についての会議
 アジア学科学科長オルニット(Ornit Shani) 、アジア学科日本学プログラム長ミキ(Michal Daliot-Bul、国際科(留学生科)事務局長タマール (Tamar Vital) と話しあいました。(写真)
 2011年から、ハイファ大学のアジア学科・日本語プログラム専修の学生が秋田大学に留学し始めました。今年は秋学期から二人の学生がくることとなりました。数多くの応募者の中から選ばれた優秀な学生たちです。「秋田ってどんなところですか?」と目を輝かせています。
 秋田大学からは国際コミュニケーション専修の関野崇さんが2011年10月からハイファ大学で勉強をしています。何百人もの留学生のうち日本人は早稲田大学からの留学生と関野君二人だけ。「ものすごく読まなきゃならないけど、エキサイティングですよ。」とのこと。どのように成長して帰ってくるか楽しみです。
ハイファ大学国際科への留学には、TOEFLのスコア提出が必要となりました。ヘブライ語のコースを中心に、チャレンジして欲しいものです。
2.日本・イスラエル60周年記念シンポジウム
 今年は日本とイスラエルが国交を開始して60年目。さまざまなイベント、シンポジウムが目白押しです。5月7―9日には エルサレム・ヘブライ大学トルーマン平和研究所において、「日本とイスラエル:地域的・双方的・文化的視点」と称しシンポジウムが開かれました。米国プリンストン大学教授 シェルドン・ギャロンによる講演Transnational Japanによって幕開けしたこのシンポジウムでは、日本人民族音楽学者Yayama Kumiko氏のアレンジメントによる、箏・ウード(アラブ楽器)・ユダヤ教会カントール(宗教歌手)を合わせた見事な演奏を聴くこともできました。同日、イスラエル日本学会も発足しました。
 この行事のひとつとして、一週間後には、ハイファ大学ヘクト・ホールにおいて、シンポジウム「ブトーと日本の前衛:イスラエルの視点」と、イスラエル人ブトー家Adi Lamdanによるパーフォーマンスがありました。2年前来校したProf. Rotem Kowner の主催です。「Butoh(ブトー)」というと、日本の人にはあまり知られていませんが、ヨーロッパ、イスラエル、北米で高い人気を誇っています。暗黒舞踏、前衛舞踏と呼ばれた、日本生まれのパーフォーマンス芸術です。秋田出身の石井漠も舞踏を生み出した親達のひとりとして名を連ねています。



新しい学部案内パンフレットができました。

2012年06月13日

緑のトンネル

 

 

広報・地域連携推進委員会 篠原秀一


 新しい学部案内パンフレット、「秋田大学教育文化学部2013」が、遅ればせながらできあがりました。昨年度用の2012と基本的骨格は変わりませんが、現時点での最新内容に更新されておりますので、興味ある方には是非、御覧いただきたいと思います。近いうちに、このホームページでも閲覧・ダウンロードできるようにいたします。

 新しい学部案内には大学構内の風景写真が少ないので、さらに大きくなった緑のトンネルの写真を前回に引き続き、掲載します。今日13日午後1時40分頃の様子です。午後の授業は12時50分からですから、授業中につき学生さんたちの姿はあまり見られず、静かに日差しが降り注いでおります。晴天はもう、1週間くらいは続いているでしょうか。
 気温は摂氏25度を多分越えているでしょう。秋田でも木陰の涼しさが感じられるようにもなってきました。でも、梅雨前線より北側の大気団の影響で、今日もさわやかな風が吹いています。働くのにも休むのにも、気持ちのよい季節が続いています。
 ちなみに、前期の授業は7月末から8月初めには終了します。学期末には期末試験の準備あるいはレポート作成に勤しむ学生たちで図書館が賑わいますが、ちょうどその頃は、秋田では梅雨の盛り。蒸し暑さと戦いながら、試験やレポート課題とも戦います。

緑の深化

2012年05月31日

 

広報・地域連携推進委員会 篠原秀一


 秋田大学教育文化学部は秋田駅から歩いて15分の手形キャンパスに所在します。決して構内は広くはありませんが、逆に講義室・実験室の有る場所に迷うことはあまりありません。
 桜の季節が終わって、構内の樹々がすっかり葉を繁らせ、夏らしくなって参りました。右の写真は桜が終わって2週間ほどの5月17日、下の写真は本日5月31日のものです。未熟な写真で雰囲気が伝えられず申し訳ありませんが、青空を背景に黄緑の葉が沢山広がっていく様子は、季節の若々しさも感じられて、気持ちのよいものです。関東地方あるいは南東北地方より南または西とは違って、葉の色が黄緑色を長く保っている樹々を見続けられるのも、北東北地方で初夏を楽しむ醍醐味の1つ(?)かも知れません。5月と6月の秋田は晴天も多く、寒くはなく暑すぎることもなく、すがすがしい空気を味わえます。本日の最高気温も摂氏20度です。
 今年はオープンキャンパスが7月28日に開催される予定ですが、その頃には緑がもっと増えて、さらに深化していることでしょう。気軽にお出かけ下さい。


5月31日の様子


天文台特別イベント『部分日食の観察』を開催しました。

2012年05月22日

人間環境課程環境応用選修 上田 晴彦


 皆さんもご存じのように、5月21日は日本列島の太平洋側の広い地域で金環日食という現象が起きました。特に今回の金環日食は、東京・大阪・名古屋など日本総人口の3分の2の生活圏で観察できるということで、マスコミ等にも大きく取り上げられました。秋田市では部分日食しか観察できないのですが、最大で89%も欠ける部分日食が観察できるということで、秋田大学天文台主催の日食観察特別イベントを実施しました。早朝でしたが多数の市民の方たちに参加していただいたこと、雲ひとつない快晴のもとで観察できたことなど、すべての面でとても充実したイベントになりました。参加していただいた皆さん、本当にありがとうございました。

 今回の日食イベントで特に印象に残ったことは、秋田大学天文台としてインタネットライブ中継を初めておこなったことです。事前に何度も予行演習をおこなっていたので大丈夫という自信はありましたが、実際にうまくいっている様子を見て、軽い感動を覚えました。当日だけで延べ1000人近い人たちが、秋田大学天文台のライブ中継を楽しんでくれたこと、とてもありがたく思っています。

 次回、大きく欠ける部分日食が起こるのは2030年になります。ちょうど私が退職する年になりますが、その際も是非秋田大学天文台としてイベントを実施したいと思っています。


7時42分16秒(食最大の頃)の日食の様子(成田堅悦氏提供)



 

横手市山内三又地区のお祭りに参加しました。

2012年05月17日

恵比寿俵

 

前札を先頭に進む

 

舞台上での披露

 

国際言語文化課程日本・アジア文化選修
髙村 竜平 


 国際言語文化課程で開設されている専門科目「日朝比較文化論」は、日本と韓国・朝鮮の文化を比較するという目的を持っています。そのため、毎年韓国からの留学生を授業に受け入れて、正規課程の学生(このなかにも留学生が含まれています)と交換留学生などが一緒に授業を受けています。今年度は、地域科学課程の石沢先生のもとで社会調査をまなぶ学生たちも一緒に、本学地域創生センターの企画に参加して、5月12日(土)に横手市山内三又地区の春祭りにおじゃましました。

 この日は朝に学校を出発し、午後現地に到着しましたが、あいにくの雨でした。しかしこの地区の春祭りは曜日や天候に関係なくこの日に毎年おこなっているということで、決行されました。さいわい、祭りの開始後はほぼ雨に降られることもなく、順調にすすみました。
 学生たちは、県南地方によくみられる「恵比寿俵」を担いで地区内を練り歩くという形で参加しました。山内三又地区の皆さんが準備された恵比寿俵は、二つの俵を木の棒の上にならべ、カラフルな御幣などで飾ったものです。本来は中に餅などが入っている重たいものなのですが、こういうことに慣れていない学生が担ぐため、工夫して軽くしてくださったそうです。また恵比寿俵を先導する「前札(まえふだ)」には、「秋田大学学生有志」ということばも書いてくださいました。さまざまなご配慮に感謝します。
さて、学生たちは約3時間かけて地区内をまわったのですが、それぞれの家の前では住民の皆さんが待ち構えていて、家内安全を祈願するとともに、学生たちに手作りのお料理をご馳走してくださいました。最後に神社に奉納したときには、地区の代表者の方々がたちふさがり、拝殿入り口でしばらくもみあったあとに奉納するということになりました。
 また夜には地区で主催する演芸会に参加し、留学生による韓国コントとダンスも披露させていただきました。演芸会といっても本格的な歌やダンス(KARAもふくめ!)で、これをみに観光客も訪れるほどのおおがかりなものです。毎年、地区内で担当を決めて回り持ちで演芸会を催しているのだそうです。住民のみなさんのバイタリティと実行力に感服しました。
 
 「原子力村」などということばが使われ、「むら」というと閉鎖性や停滞性が連想されることも多くあります。しかしこの地域では、口々に「若い者がいなくなった」といいながらも住民の皆さんはおどろくほど積極的で進取の気性に富んでいるようにおもわれます。学生の中には、「演芸会にでるのだったらお年より向けに演歌を歌わないといけないのではないですか?」というものもいたのですが、そんなことはなく、学生たちの出し物にもさかんに拍手をおくってくださいました。伝統的な祭りのなかで、不慣れな学生が恵比寿俵を担いでまわる様子にも、よろこんで声を掛けてくださいました。現実の「むら」は、あたりまえのことですが、閉鎖的で停滞した面だけではないのです。このように、いままでことばや映像などによって作られてきたイメージとは異なる面を学生たちが実際に感じ取ってくれるのではないかと考え、このような授業をすすめています。

 さて、学生たちは口々に「すごく楽しい~」と叫んでいましたが、授業である以上「楽しい」だけですむわけはありません。これから、経験したことを文字化し整理して報告するという段階に入ります。フィールドワークの楽しさだけでなく、それをほかの人に伝わるように報告するまでの難しさを経験することもまた、授業のねらいです。どのような報告が出てくるのか、私のほうは楽しみに待っているところです。


青い空、白い砂浜、眩しい太陽のオーストラリアで英語をみがこう!

2012年05月01日

ゴールドコーストの街

 

国際言語文化課程国際コミュニケーション選修
上田由紀子 


 休学システムや長期休みを利用して、「秋田を出て、世界を見てみよう!」という学生が年々増えているのを感じます。そんな学生の希望が少しでも実現するように、様々な教員が、国際交流センターと協力して、海外の受け入れ大学の視察や受け入れ条件の交渉を行っています。
 私は、この3月に本学の協定校の1つであるグリフィス大学(オーストラリア)へ行ってきました。グリフィス大学は、ゴールドコースト他3カ所にキャンパス持つ総合大学です。さらに、最新の言語学習機器を完備したGELIと呼ばれる語学学校も併設されています。充実したカリキュラム(レベルは、初心者から上級者まで用意されている)と英語指導の専門資格を持つ講師による魅力的な授業は、本学の学生にお勧めです。春休みを使って行くと、オーストラリアは、夏。暖かいのもいいですね。何故だか分りませんが、日本人が少ない。この環境は、英語を学ぶにも、異文化体験するにも魅力的です。
 来年の3月には、このGELIへの短期留学のツアーを企画中です。また、来年の7月に向けて、グリフィス大の学生が秋田にshort stayするプログラムも計画中です。オーストラリアの青い海、白い砂浜、眩しい太陽の中、様々な文化圏の学生と触れ合いながら、英語力をみがきたいという人は、グリフィス大へ行ってみましょう!
 留学に興味のある人は、早い時期から計画的に準備する必要があります!ただ、行きたいと願っているだけでは実現しません。
 今年の「留学説明会」が以下の日程で行われます。英語圏へ行きたい人は、TOEFLなどの英語力を証するスコアー必要です。この説明会では、いつまでに、何を準備しなければならないのかが分るはずです。

「秋田大学海外留学説明会」
日時:5月18日(金)16:20~17:40
会場:一般1号館 107教室

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