医学部 保健学科

佐々木 美紅Miku Sasaki

2016年度入学/秋田県出身

秋田大学は1年次から臨床実習を経験することができ、患者さんに触れる機会が多いことに魅力を感じたため、入学を希望しました。

所属学部・学科等を選んだ理由を教えてください

 幼い頃から、将来は医療関係の仕事をして患者さんの役に立ちたいと漠然と考えていました。中学生の時に、部活動で怪我をしてリハビリを受けた経験と入退院を繰り返していた曾祖母がリハビリを受ける様子を見て理学療法士を知りました。この経験から、患者さんの不安に寄り添い回復していくリハビリに興味を持ちました。特に、生活の要となる身体活動を専門とする理学療法士に強い憧れを抱き、目指すようになりました。
 秋田大学は1年次から臨床実習を経験することができ、患者さんに触れる機会が多いことに魅力を感じたため、入学を希望しました。

現在学んでいること、所属学部・学科等の魅力、他の学部・学科等に負けないところ、特色あるカリキュラムや施設、学部の名物先生や都市伝説などを教えてください

 今回私は、海外研修としてタイのチェンマイ大学を訪問しました。チェンマイ大学は広大な敷地に17の学部があり、医療科学系学部(AMS)の中に理学療法学専攻があります。
 初めは、チェンマイ大学の先生方や大学院生と交流しました。私は、学校生活と理学療法専攻についてプレゼンテーションしました。英語でのプレゼンテーションを外国の方々に向けて行うのは初めてでとても緊張しましたが、写真を使いながらしっかりと伝えることが出来ました。
 一方で、会話や質問に的確に答えられず苦戦することが多々あり、英語でのコミュニケーション能力を身につけることが必要だと痛感しました。

 次に、大学内で定期的に開かれている一般の高齢者に向けた運動指導の見学をしました。そこでは、60歳以上の高齢者が50人程度参加しており、学生や先生方がストレッチや体幹トレーニングを指導していました。一般の高齢者が無料で参加することが出来るため、気軽に運動習慣を身につけることができます。
 こうした予防的なリハビリテーション事業は、大学が毎回宣伝するのではなく地域の方の聞き伝えで参加者が増加したそうです。予防事業に積極的に取り組む様子から、チェンマイの高齢者は健康への意識が秋田県に比べ高いと感じました。
 そして大学外に移動し、郊外のお寺に付属したリハビリテーション施設の見学をしました。この施設は、ボランティアの方が運営に携わっています。使用している器具は、病院から寄付されたものや手作りされたもので工夫を感じるものでした。

 地域住民の人と協力してリハビリが行われており、病院を利用できない人にとって医療を身近にする良い取り組みだと思います。実際に見学する前は、タイではリハビリテーションの認知度は低いのではないかと予想していましたが、想像以上に地域に根付き広がっているように感じました。
 今回、初めて海外のリハビリテーションを見学し、日本との相違点をたくさん感じることができ、これまで以上に広い視野をもった理学療法士になりたいと思いました。残りの学生生活では、今回の研修で感じたことを大切にし、今後も海外のリハビリテーションに関心を持ち続け学びたいと思います。

最後に所属学部(学科等)のキャッチコピーを付けるとしたら...!?

学生主体の学びが出来る!

※ 撮影協力:秋田大学写真部