秋田大学を当番館に東北地区大学図書館協議会の総会を開催
秋田大学を当番館として、東北地区の国公私立大学図書館が加盟する「東北地区大学図書館協議会」の第80回総会が、9月26日に本学60周年記念ホールで開催されました。
開会にあたり、秋田大学附属図書館千代延俊館長が挨拶を述べた後、東京大学大学院人文社会系研究科大向一輝准教授による基調講演「AIと大学図書館:『ことば』を扱うシステムの内実と可能性」が行われました。講演では、AIの基本概念とその応用についての説明があり、図書館利用者の時間を節約するためのAI活用や、AIで解決できるタスクと図書館固有のタスクのすり合わせによる分業の再構築への期待が示されました。
その後、千代延館長を議長に議事が進められ、東北大学附属図書館吉田総務課長から、昨年度の本協議会の活動や、今後実施する第80回記念事業等に関して現時点での報告があり、続いて令和6年度決算、令和7年度事業計画、令和7年度予算等が審議され承認されました。
その後の国公私立大学部会では、各部会において意見交換が行われ、次年度の幹事館等の選出のほか、図書館カウンター業務における電子決済の状況等について議論が交わされました。
本総会は、生成AI等の新たな技術を見据えた今後の図書館の在り方について議論する場となり、国公私立大学を超えて図書館の将来を考える貴重な機会となりました。



