秋田大学横手分校主催の「メディカル・サイエンスカフェ・ネクスト」を開催しました。

講演に聴き入る参加者

 

講演の様子

 

質疑応答の様子

 

 秋田大学横手分校は10月17日(水)、横手市交流センターY2ぷらざで「メディカル・サイエンスカフェ・ネクスト」を開催しました。
 メディカル・サイエンスカフェは,これまで秋田大学医学系研究科の主催で計15回行われてきました。市民の方々が気軽に医学研究の世界に触れられる場として好評を博してきたこのイベントですが,今回は新たに教育文化学部と連携し,新たな視点で医学を捉える「メディカル・サイエンスカフェ・ネクスト」として開催しました。
 「健康長寿社会のために―あなどれない高血圧:高血圧管理と運動―」をテーマに開催し,当日は,健康への意識が高いと思われるご年配の方々の他,県南地区の高校生も来場し,定員の100名を超える111名もの参加者が聴講しました。
 講演では,サイエンスカフェ・マスターを務める秋田大学医学系研究科長 澤田賢一先生の進行のもと,医学系研究科,教育文化学部の講師2名が,およそ30分ずつ,それぞれのテーマに基づいて解説しました。始めに講演したのは,秋田大学医学部附属病院で循環器内科を専門としている小坂俊光先生です。「生活習慣の修正による高血圧管理」というテーマで,秋田県民の塩分摂取量の今昔での違いや,他県に比べ歩かない人が多い秋田の県民性などを,ユーモアある語り口で解説しました。次に「健康長寿と運動」というテーマで教育文化学部スポーツ・健康教育講座の髙﨑裕治先生が,運動が血圧に及ぼす影響について講演しました。年齢によって適正な運動量は違うという前提の上で,健康のために,毎日最低10分以上の運動を行うことが理想的だが,それは楽しみながらでなければ継続できないということを強調していました。
 講師の先生方2人の講演の後は質疑応答が行われ,サイエンスカフェ・マスターの軽妙な進行により,会場は打ち解けた雰囲気のもと,活発な意見交流の時間となりました。
 秋田大学では11月21日(水)に北秋田分校でも同イベントを開催する予定ですので,ご興味のある方は是非ご参加ください。