秋田大学オフィシャルいぶりがっこ「いぶりばでぃ」 樽開け作業を行いました(H26.1.26)

漬け樽からいぶりがっこを取り出します。

 

雪が舞う中,いぶりがっこを洗います。

 

「美味い!!」

 

形を整え,真空パックにしていきます。

 

 1月26日(日),秋田大学の学生9名が,横手市山内三又地区で,昨年10月に漬け込まれた「いぶりばでぃ」の樽開け作業を行いました。
 当日は樽からいぶりがっこを取り出す作業から始まりました。樽の中には,漬け物石を乗せられて絞り出されたいぶりがっこの水分が,漬け材と混じって上澄み液となっており,学生はその中から手探りでいぶりがっこを取り出しました。その作業が終わると,取り出したいぶりがっこの洗浄が行われました。漬け込んだいぶりがっこの表面には漬け材が付着しており,それらを洗浄しなくてはなりません。雪が降る中で,刺すような水の冷たさに耐えながら作業を行いました。水できれいに洗ったあとは,次にそのひげ根を取っていきます。消費者に素晴しい出来映えの「いぶりばでぃ」を届けるため,細かいひげ根の一本にも目を光らせる必要があります。
 午前の作業が終わる前には,取り出したばかりのいぶりがっこを炊きたてのご飯とともにいただく試食会が行われました。今年のいぶりがっこもできばえが良く,用意したがっこはあっという間になくなりました。また学生のアイディアでクリームチーズを乗せて試食することも行われ,こちらも好評の様子でした。
 昼食で山の幸がふんだんに使われた料理の数々を楽しんだ後は,いぶりがっこをスライスし,パックに詰める作業を行いました。一定間隔で切りそろえ,ヒゲ根やごみの混入がないか確認しながら,なおかついぶりがっこを整列させてパック詰めを行わなくてはなりません。学生達は細心の注意を払いながら,丁寧にパック詰めを行いました。
いぶりがっこの取り出しからパック詰めまで一連の工程を経験し,一日の作業は終了しました。現地を出発する前に学生から,いぶりがっこづくりを指導していただいている高橋登・篤子夫妻に,「実際に地域に赴き,伝統食品を作る経験ができて良かった」と,今回の作業に参加できたことへの感謝が伝えられました。
  
 現在,3月上旬の販売に向けて製品化の準備をすすめています。秋田大学生と地域の方達とのコラボで作られた「いぶりばでぃ」,今年もご期待ください!!