平成25年度秋田大学地域志向研究事業 特別公開講座「琴と箏」を開講しました。

足達氏による筝の演奏を交えての講演

 

山寺氏より琴の指導を受ける受講者

 

2つの楽器の解説をする武内准教授

 

 平成26年3月15日(土)、秋田大学横手分校は横手市交流センターY2ぷらざにおいて、特別公開講座「琴と箏」(秋田大学教育文化学部音楽教育講座主催 横手分校共催)を開講し、市民50名が参加しました。これは「地(知)の拠点整備事業(COC事業)※」の一環として実施されたものです。

 本講座では、混同されることの多い琴(きん)と箏(そう)の2つの楽器をテーマに取り上げ、秋田大学教育文化学部音楽教育講座の武内恵美子准教授が、それらの楽器の違いを歴史や音楽的特徴などから解説しました。
 また、特別講師として箏の奏者である秋田県生田流箏曲淸弦会三代目家元 足達淸賀氏、琴の奏者である國學院大學北海道短期大学部講師 山寺美紀子氏の二名が、より具体的な楽器の特徴について講演しました。

 講演の後には足達氏、山寺氏から指導を受け、実際に楽器を触ることのできる時間が設けられました。琴は大変珍しい楽器であり、普段箏に親しんでいる方にとっても貴重な体験となったようでした。
 最後にはお二人による琴と箏の実演もあり、受講者はそれぞれの楽器の音色を比べながらすばらしい演奏を楽しみました。

 翌16日には秋田市でも本講座を開催しましたが,こちらも50名ほどの参加があり,大変盛況の中で終了しました。

 横手分校ではこれからも生涯学習機会の充実を図って行きたいと思います。


※「地(知)の拠点整備事業(COC事業)」とは…平成25年度の文部科学省の新規重点補助事業で、大学等が自治体と連携し、全学的に地域を志向した教育・研究・社会貢献を進める大学を支援することで、地域再生・活性化の拠点となる大学の形成を目指すことを目的としている。
 25年度は、全国319件(342校)の大学等が申請し、秋田大学は52件(56校)の採択校の一つとして選定された。