秋田大学オフィシャルいぶりがっこ「いぶりばでぃ」大根の収穫・漬込みを行いました(H27.10.24~25)

 

 

 

 

 

 10月24日(土)~25(日),秋田大学教育文化学部,医学部の学生計9名が,横手市山内三又地区で「いぶりばでぃ」づくりの一環となる大根の収穫や漬込み作業等を行いました。

 初日は,8月に種まきを行って大きく育った大根の収穫・葉切り作業や,収穫した大根の洗浄作業,燻し終わった大根の紐解き作業などを行いました。
 午前中は曇り空の下,天候を心配しながらも畑へ向かい,何とか雨が降り出す前に大根の収穫・葉切り作業を体験することができました。トラックの荷台に積み上がったたくさんの大根を前にして,学生たちは満足げな様子でした。
 午後は収穫してきた大根の洗浄作業を行いました。最初は慣れない作業に手つきもおぼつかない様子でしたが,数をこなすうちにコツを掴んだのかどんどんスピードが上がり,指導者の髙橋篤子さんも「いぶりばでぃの活動で,こんなに多くの大根を洗ってもらったことはない」と驚いていました。後半は作業を分担して,燻し終わった大根の紐解き作業とひげ根取り作業も行いました。
 この日は髙橋登さん・篤子さん夫妻が経営する,民宿三又長右衛門に宿泊しました。篤子さんの美味しい手料理に学生・職員一同で舌鼓を打ちました。夕食後にはいぶりばでぃの販売に向けてのワークショップを行いました。学生たちからは様々な観点からのアイディアがあがり,いぶりばでぃにかける意欲の高さが窺えました。

 二日目は息が白くなるほどの非常に寒い朝を迎えました。この日から参加した学生1名も含め,全員作業着に着替えていざ出陣!午前中はまず大根の編み込み作業を行いました。この作業は,洗浄後の大根を燻し小屋に吊すために専用の縄で6~8本ほどの大根を一組となるように括りつけるものですが,見た目と違って結び方にコツが必要で,学生たちはしっかり結わえるのに悪戦苦闘していました。その後,燻し終えた大根の洗浄作業を行いました。最初は水の冷たさに悲鳴をあげていましたが,運搬・洗浄・計量作業を各担当での連係プレーで行い,コンテナに20kgずつ詰めてトラックの荷台へ積み込みました。
 全員で昼食を取った後,午後の作業に取りかかりました。いよいよ大根の漬込み作業です。篤子さんの指導の下,大きな漬込み用の槽に燻し終わった洗浄済み大根を隙間無く並べ,その上に漬け材を万遍なく塗り込みました。この作業はスペースの関係から学生1人ずつ交代で行いましたが,手分けして大根の運搬や漬け材を入れる補助なども行いました。寒風に吹かれながらの作業で,いぶりがっこ作りの大変さを身に染みて感じました。作業完了時には学生たちの歓声が山内三又の地に響き渡りました。

 今回は予定していた作業を無事にこなすことができ,たくさんの経験をすることができた二日間となりました。最後には髙橋家の皆さんから見送られながら,名残惜しくも帰学の途につきました。次回は12月下旬に樽開け・製品化作業を予定しており,学生たちは帰りのバスの車窓から,雪化粧に彩られるであろう山内三又地区の景色を思い描いている様子でした。