平成28年度 大学生・高校生教職体験プログラム「教育ミニミニ実習」を実施しました。

3年生の「質問教室」で解説をする大学生



 

1・2年生の「冬休み課題チェック」を行う高校生



 

1人40分の実習授業(大学生)



 

1人40分の実習授業(高校生)



 

保護者等との懇談会(第二部の全体協議の様子)



 

 秋田大学横手分校は、将来教職を目指している大学生・高校生を対象に、平成23年度より教職体験プログラム「教育ミニミニ実習」を実施しています。
 この取り組みは、教職を目指す大学生・高校生が中学生と交流することで自己の適性を知り、将来の夢の実現の一歩とする事を目的としており、また、実習先の中学生にとっても、教職を含め今後の進路について意識する機会となることを期待して実施しています。
 6回目の開催となる今年度は、実習校として横手北中学校の協力の下、平成28年12月27(火)、28日(水)と平成29年1月4日(水)~6日(金)の計5日間に渡って実施し、秋田県南地区の高校生11名と秋田大学生4名、日本大学生(県南地区出身)1名が参加しました。
 
 5日間の活動の内、前半の2日間は受験を控えた中学3年生を対象とした学習会に参加し、各教科の担当教諭の指導補助として、机間指導や問題の解説を行いました。始めは緊張もありぎこちない様子も見られましたが、教諭からのアドバイスを受け、次第に積極的に生徒に声をかけて指導を行っていました。
 3日目からは中学1・2年生を対象に活動を行いました。冬休みの課題の進捗状況を確認する課題チェックでは、中学生とコミュニケーションを取りながら教科毎の宿題や自習ノートに目を通しました。

 実習の集大成となる最終日は、教育関係者の視察が入る中、1人40分の実習授業を行いました。教壇に立つことが始めての実習生がほとんどでしたが、これまで行った練習や前日に行った模擬授業での成果を発揮し、緊張しながらも堂々と授業を終えました。
 実習授業の後には、横手北中学校の学校評議委員や保護者(PTA役員)との懇談会も行い、「求められている教師像」について活発な意見交換が行われました。

 全日程を終え、実習生からは「視野が広がるとても貴重な経験となった」「大変だったけれど楽しい5日間だった」と感想があり、教職を目指す気持ちが更に強くなった実習生もいたようでした。

 実習中はこの他にも、不登校や引きこもりの子どもたちに対する支援を考える「不登校経験者との懇談会」や栄養教諭による「食育講話」、活動している部活動に指導補助として参加する「部活動支援」の時間もあり、5日間という短い期間ではあるものの様々な視点から教職を捉える体験となりました。