横手市で小学生を対象とした英語体験学習事業「イングリッシュ・アドベンチャー」を初開催しました(H29.9.23~24)

英語学習① 自己紹介ゲーム「じゃんけん列車」でアイスブレイク




 

英語学習② ケニア出身留学生の母国紹介に聞き入る小学生たち




 

英語学習③ 横手の紹介動画撮影に取り組んだ




 

 


 

 平成29年9月23日(土)~24日(日)、横手市増田町狙半内の「釣りキチ三平の里 体験学習館」を会場に「イングリッシュ・アドベンチャー2017」(主催:横手市、共催:秋田大学地方創生センター、秋田大学横手分校)を開催しました。

 本事業は横手市内の小学校5・6年生を対象に、横手の自然環境を活用したアウトドア活動や宿泊体験を行うとともに、英語を使って様々な国の留学生および大学生とのコミュニケーションに挑戦することで国際感覚の育成を図ることを目的とし、今回が初めての開催となりました。

 2日間の活動のうち、計3回ある英語学習の時間は本学教育文化学部学校教育課程英語教育コース所属の学生がカリキュラムを作成し、当日は6名の学生が現地での実践を行いました。
 また、事業には本学留学生6名(ケニア・ボツワナ・フィリピン・モンゴル出身)も参加し、英語学習の時間での活動補助などを通して小学生との交流を行いました。

 1日目、開会式後に早速英語学習①「Be Wild!」を実施し、英語での自己紹介の仕方を学びました。参加した小学生29名は初対面のため初めは緊張した面持ちでしたが、ゲーム形式での授業に楽しみながら、徐々に打ち解けてきた様子が窺えました。その後もグループで様々なゲームを行い、大学生、留学生との距離も縮まったようでした。
 昼食後の英語学習②「You’re treasure hunters!」では、留学生6名からキーワードを入手し、館内に隠された宝物を探すゲームを行いました。留学生から英語での母国の紹介を聞く場面では、学生が日本語で補足しながらではありますが、児童たちも聞き取ろうと真剣な表情で聞き入っていました。

 2日目の英語学習③「Welcome to Yokote」では前日の授業の内容を踏まえて、グループ毎に英語で横手を紹介する動画を作成しました。小学生は大学生、留学生と協力しながら様々な工夫を凝らして動画の撮影を行っていました。作成した動画は閉会式の前に保護者も交えて鑑賞し、2日間の成果を見ていただくことができました。

 この2日間は英語学習以外にもイワナつかみやそば打ち体験などを行い、小学生は交流を通して英単語や表現などを質問している様子が見られました。

 参加児童からは「友達ができて楽しかった。また参加したい」、「留学生と交流できてよかった。たくさん英語を覚えたいと思った」といった感想がありました。
 また、留学生からは「小学生たちの学びへの意欲の高さに感動した」「大自然の中でアクティブな小学生たちと二日間を一緒に過ごして横手が好きになった」との声が上がりました。
 小学生向け英語学習プログラムを一から企画し実践指導をした学生からは「最初は恥ずかしがっていた子が,活動を楽しみながら徐々に大きな声で英語を話すようになったのを見てとても嬉しかった」「英語をもっと好きになってもらえるよう指導力を高めたいと感じた」などの感想があり、英語教員を目指す学生にとって実践経験を積む貴重な機会となりました。