「メディカル・サイエンスカフェ・ネクスト in 北秋田市合川」を開催
秋田大学は7月27日,北秋田市合川公民館で「メディカル・サイエンスカフェ・ネクスト in 北秋田市合川」を開催しました。
このイベントは,医学や健康について,本学の教員が分かりやすく解説する「公開講演会」と自由に「意見交換をする場」を組み合わせたもので,秋田県各地で開催しており好評を得ております。平成30年度第1回の開催は北秋田市合川で行い,市民ら32名が参加しました。
医学部の尾野恭一学部長がサイエンスカフェ・マスターとして進行役を務め,本学の教員2名がそれぞれの専門の立場から話題を提供しました。医学部附属病院脳神経外科脳卒中包括医療センターの中瀬泰然副センター長は「”あたらない”ための超高齢社会からのメッセージ」をテーマに,『”脳卒中”にならないための対策はもちろん,万が一発症しても軽く済むための予防対策』について説明し,また,理工学部システムデザイン工学科の髙橋護准教授は「高齢社会に対する生体材料の長寿命化~人工関節・歯科用インプラントへのダイヤモンド皮膜合成技術~」をテーマに,『人工関節や歯科用インプラントに用いる生体材料の長寿命化』に関する研究について説明を行いました。
講演後,参加者から「脳梗塞の前触れ」ではないかと思われる体験に関する対処実例について紹介があり,初期対応の大切さと予防対策について活発な意見交換がなされました。また,金属アレルギーの心配のない,ダイヤモンドコーティングを用いた人工関節等の耐摩耗性強化について関心が示されるなど,有意義な交流,ディスカッションの場となりました。
終了後の参加者からのアンケートでは「幾度となく講習を受けたが,今回は分かりやすく,笑いもあり楽しく勉強ができた。」,「高度な内容を分かりやすく説明して頂き,健康上必要な知識を得ることができ大変参考になった。」などの意見が寄せられ,『明るく元気に生きる』ヒントを感じ取って頂いた有意義なカフェとなりました。
なお,今年度第2回「メディカルサイエンスカフェ・ネクスト」を,9月21日(金)に仙北市西木で開催いたしますので,是非ご来場ください。