「秋田大学防災教室 in にかほ市」を開催しました。(H30.8.26)
秋田大学は平成30年8月26日(日)、防災に関する野外観察と解説を行う「秋田大学防災教室 in にかほ市(主催:秋田大学地方創生センター、共催:にかほ市、鳥海山・飛島ジオパーク推進協議会)」を実施しました。
この事業は、小学3年生以上の方を対象として、秋田県内で過去に発生した地震・津波などに関する講義や県内に残る災害の痕跡の野外観察を行うことで、身近な地域で発生した過去の災害について学んでいただき防災意識の高揚につなげることを目的として例年県内各地で行っています。今回が7回目の開催になります。(なお、今回の防災教室は秋田大学公開講座「鳥海山麓からにかほ市沿岸部における自然災害の歴史と自然の恵み」の特別企画として実施しました)
今回はにかほ市を舞台に実施し、当日は31名が参加しました。あいにくの雨天での実施となりましたが、参加者全員でバスに乗ってにかほ市内~山形県遊佐町を野外観察に出かけました。各見学スポットでの解説は、地方創生センターの水田敏彦教授と鎌滝孝信准教授、大学院理工学研究科の網田和宏助教が行いました。
午前は以下のスポットを見学しました。
(1)にかほ市三森地区の津波避難場所(御堂森)
(2)由利海岸波除石垣(仁賀保~金浦)
(3)蚶満寺・九十九島
午後は以下のスポットを見学しました。
(4)釜磯湧水(山形県遊佐町)
(5)元滝
(6)上郷の温水路群
最後にねむの丘で休憩を取ってから帰路につきました。
参加者からは「人間は自然災害に対して知恵を働かせて対処してきたことに素晴らしさを感じた」「自然災害は怖いが、一方では恵みや不思議な現象などもあって、楽しいと思った」「他の地域での野外観察にも行ってみたい」などの感想が聞かれ大変好評でした。
※次回は平成30年10月13日(土)に「秋田大学防災教室 in 美郷町」を開催する予定です。ぜひご参加下さい。