「メディカル・サイエンスカフェ・ネクスト in 仙北市西木」を開催
秋田大学は仙北市との共催により9月21日,仙北市西木総合開発センターで「メディカル・サイエンスカフェ・ネクスト in 仙北市西木」を開催しました。
このイベントは,医学や健康について,本学の教員が分かりやすく解説する「公開講演会」と自由に「意見交換をする場」を組み合わせたもので,秋田県各地で開催しており好評を得ております。今年度第2回となる仙北市西木のカフェには,市民28名が参加しました。
医学部の尾野恭一学部長がサイエンスカフェ・マスターとして進行役を務め,本学の教員2名がそれぞれの専門の立場から話題を提供しました。医学系研究科医学部保健学専攻理学療法学講座の若狭正彦教授は「今,すぐできる貯筋運動~運動で伸ばそう健康寿命~」をテーマに,『加齢と運動機能低下がもたらす日常生活における影響』について説明し,予防策として自身が監修した中高年のための「いいあんべぇ体操」を紹介。また,教育文化学部教育実践講座の渡邊和仁講師は「運動で心臓・血管を元気に~スポーツ科学の視点から~」をテーマに,『心臓・血管を健康に保つ必要性,運動を行う際の注意点』について解説を行いました。
講演後,参加者から「適切な筋力増強方法や筋力の測り方」,「バランスの良い運動の方法と習慣的な運動」について発言があり,カフェマスター及び2名の話題提供者と参加者の間で軽妙なやりとりがされるなど,有意義な交流,ディスカッションの場が展開されました。
終了後の参加者からのアンケートでは「日々の生活の中で運動することがいかに健康に生活するために大切なことか分かった。」,「日頃の運動で不確実に行っていたことも,正しい知識で行えば更に効果が上がることが分かった。実際に運動を体験できて良かった。」などの意見が寄せられ,『明るく元気に生きる』ヒントを感じ取って頂いた有意義なカフェとなりました。