「メディカル・サイエンスカフェ・ネクスト in 美郷町」を開催(R元.7.24)

参加者と懇談する尾野医学部長


 

カフェの様子


 

講演をする赤川助教


 

講演をする田中准教授


 

 秋田大学は7月24日,美郷町公民館で「メディカル・サイエンスカフェ・ネクスト in美郷町」を開催しました。
 このイベントは,医学や健康について,本学の教員が分かりやすく解説する「公開講演会」と自由に「意見交換をする場」を組み合わせたもので,秋田県各地で開催しており好評を得ております。令和最初の開催は美郷町で行い,美郷町町民を中心に33名が参加しました。
 医学部の尾野恭一学部長がサイエンスカフェ・マスターとして進行役を務め,本学の教員2名がそれぞれの専門の立場から話題を提供しました。医学部保健学科臨床看護学講座の赤川祐子助教は「がんになった方とその家族への支援」をテーマに,『子育て中の親が,がんになったらどうしたらいい?~子どもとして,親として,祖父母として,家族として~』について説明し,また,理工学部電気電子工学コースの田中元志准教授は「音を使った独り暮らしの方の家庭内事故検出」をテーマに,『高齢独居者を音で見守れるか?』に関する研究について説明を行いました。
 講演後,参加者から,がん手術の経験に関する実例紹介と家族の反応や,音を用いた事故検出の研究状況などについて意見交換が行われ,カフェ形式でのリラックスした雰囲気での有意義な交流の場となりました。
 終了後の参加者からのアンケートでは「がんの知識を深めたいと思いました。また,家族で病気を共有していけることが理想と思いました。」,「高齢夫婦なので,知らないうちにひとりが倒れていたりすることも予想される。音の研究は大切だと思った。」などの意見が寄せられ,高齢社会を『明るく元気に生きる』ヒントを感じ取って頂いた有意義なカフェとなりました。
 なお,今年度第2回「メディカルサイエンスカフェ・ネクスト」は,9月13日(金)にかほ市総合福祉交流センター(スマイル)で開催いたしますので,是非ご来場ください。