「秋田大学防災サイエンスカフェ(秋田市旭川地区)」を開催しました。(R1.12.15)

VRヘッドセットを装着して津波からの避難を体験する参加者

 

水田教授からの話題提供の様子

 

鎌滝准教授からの話題提供の様子

 

参加者と自主プロ学生が地域の災害対策について意見交換

 

 秋田大学は令和元年12月15日(日)、秋田大学百周年記念館にて「秋田大学防災サイエンスカフェ(秋田市旭川地区)」(主催:秋田大学地方創生センター)を開催しました。

 本事業は、県内各地の防災関係者や地域住民の方々等を対象に、「防災」をテーマとして行うカフェスタイルの講演会です。地域防災を専門とする地方創生センターの専任教員や各学部の教員がそれぞれの専門分野から話題提供を行い、参加者の方々との意見交換を通じて共に地域防災を考える機会とするものです。
 今回は、秋田市旭川地区の住民17名の方にご参加いただきました。

 実施内容は以下の通りです。

・秋田市津波避難シミュレーションシステムによる津波動画視聴 及び VRによる津波避難体験
 協力:秋田市防災安全対策課

・話題提供1「みんなで考えるリアルな防災」
 地方創生センター 教授 水田敏彦
 東日本大震災被災体験者の証言動画の紹介

・話題提供2「風水害から身を守る!『マイ・タイムライン』をつくってみよう!」
 地方創生センター 准教授 鎌滝孝信
 風水害に備えた住民一人ひとりの防災行動計画「マイ・タイムライン」の解説

・マイ・タイムラインの作成実習 及び 自主プロ学生を交えた各テーブルでの意見交換
 協力:学生自主プロジェクト「地域防災から広げる『輪(コミュニティ)』」の皆さん

・地域防災に関する全体意見交換


 秋田市が開発した津波避難シミュレーションシステムの体験では、慣れないシステムの操作に四苦八苦しながらも、どうにか津波から逃れようと必死で避難している様子が印象的でした。体験者が目的地である避難場所にようやくゴールできたときには、祝福の拍手で会場が湧きました。
 今回の参加者は、地域の火災予防組合の組合員として普段から防災に取り組んでいる方々ということもあり、意見交換ではとても活発な議論が見られました。