「第2回 スポーツ少年向け投球障害予防教室in 大仙」を開催(R2.11.29)

 

 

 

 

 秋田大学は大仙市教育委員会,大曲整形外科クリニックのご協力のもと,11月29日(日)に大仙市神岡中央公園嶽ドームにおいて「第2回 スポーツ少年向け投球障害予防教室 in 大仙」を開催しました。

 大仙市では11月8日の小学生を対象にした第1回に続き,今回は中学生を対象とし2回目の開催となりました。当日は大仙市の6つの中学校の野球部員58名とその保護者,指導者ら合わせて約80名の参加がありました。実施に際しては新型コロナウイルス感染拡大予防対策を万全にし,密にならないよう,また換気を徹底して行いました。

 参加者は大学院医学系研究科保健学専攻の岡田恭司教授,齊藤明助教,照井佳乃助教,大学院生等(7名),保健学科理学療法学専攻の学生(8名),大曲整形外科クリニックのスタッフ(3名)らが運営する7つのブースを順番に周り,超音波による肘の骨の形状や筋肉の硬さ,関節角度や柔軟性など現在の身体の状態を確認しました。今年度はハイスピードカメラを用いた投球フォーム指導の他,軟式球を投げた際の肘の負荷量を計測する機器も使用し,より身体へ負担の少ない投球フォームの指導に重点を置きました。

 中学生になると自分自身の身体のケアに対する関心も高く,参加者は各ブースで積極的に質問しておりました。また練習前後のストレッチングをルーティーンに実施しているチームもあり,障害予防に対する意識や取り組みが年々広がっていることを実感いたしました。
 
 今年度の投球障害予防教室は今回で終了となりました。開催にあたりご協力いただきました関係者の皆様,そしてご参加いただいた皆様に心より御礼申し上げます。次年度もCOVID-19の感染状況をみながら秋田県内の各地域で実施する予定です。


開催日時:令和2年11月29日(日) 9:30~14:30
会  場:大仙市神岡中央公園 嶽ドーム
主  催:秋田大学地方創生センター,大仙市教育委員会
後  援:大曲整形外科クリニック
参 加 者:大仙市内の中学校野球部員 58名
     保護者・指導者 約20名