野球少年向け投球障害予防教室の研究報告が国際医学雑誌に掲載されました!
秋田大学では平成29年度より大仙市や男鹿市、北秋田市の各自治体のご協力のもと、野球少年向け投球障害予防教室を開催しています。
この度、当教室に関連する以下の研究報告が、国際医学誌Journal of Sport Rehabilitation に掲載されました。本研究では、片脚立ちにおける脊柱のアライメント(背骨の形)をSpinal Mouseという機器を用いて調査しました。その結果、野球肘を有する選手では片脚立ちの際に胸椎が後彎し(背中が丸くなる)、身体も後方へ傾く事が明らかとなりました。これらの結果は、成長期の野球選手を評価する際に役立つだけでなく、野球肘の予防ならびに治療介入する際にも有用なデータになると考えています。
Saito A, Okada K, Sato H, Shibata K, Kamata T: High Thoracic Kyphosis and Backward Trunk Inclination Angles in the Single-Leg Standing Position Associate With Medial Elbow Injuries in Youth Baseball Players:A Cross-sectional Study. J Sport Rehabil 2021;(Ahead of print) https://doi.org/10.1123/jsr.2020-0155.