「ふるさとキャリア教育『学習講演会』in大館」を開催しました!(R3.9.1, 9)

大館東中学校で講演をする医学部4年佐藤拓真さん




 

大館東中学校生徒との質疑応答の様子




 

北陽中学校で講演をする理工学部3年奥村一翔さん




 

北陽中学校生徒との質疑応答の様子




 

 

「ふるさとキャリア教育『学習講演会』in大館」を開催


 秋田大学北秋田分校(分校長 三浦栄一)は,大館市立東中学校,同北陽中学校と共催で,また,大館市教育委員会の後援のもと,新規事業として,「ふるさとキャリア教育『学習講演会』in大館」を同中学校を会場に開催しました。両会場とも,新型コロナウイルス感染拡大予防対策を万全にして実施しました。

 この事業は,夢の実現に向けて努力している母校中学校出身の秋田大学生を講師に,中学生の学習意欲を喚起するとともに,学習方法や進路選択,進路としての大学及び大学教育について理解を深め,将来の自分の姿を見据えた学校生活が送れるようにするもので,「夢に向かって努力することの大切さ」と題して行いました。

 9月1日(水)大館市立東中学校で行った学習講演会は,全校生徒・教職員が参加し,講師は佐藤拓真さん(医学部4年)が務めました。事前に生徒から,学習方法や進路選択についての疑問や悩みをアンケートし,それに基づいて発表プレゼンを構成。自己紹介,秋田大学や在学している医学部のこと,志望理由,学ぶ意味や学習効率・モチベーションの上げ方など,きめ細かに生徒の思いに寄り添った話がきけました。
 その後,三浦分校長がコーディネーターとなり,佐藤さんとの応答と生徒からの質疑を交えて講演内容を深めました。質疑では積極的に挙手し,自分の悩みや不安を解消しようとする生徒の姿が目立ちました。「自主学習のよりよい方法は?」「将来の進路は今決めるのがよいか?」「医者を目指しているが,コロナ禍の中でどう現実と向き合ったらよいか?」などの質問に佐藤さんが丁寧に回答し,生徒たちはうなずきながらきいていました。
 最後に佐藤さんが,「中学生は何度も試行錯誤し,失敗し,自分を磨いていくことが大切」「学ぶことは,自分の引き出しを多くし,可能性を広げ,人生を豊かにする」というメッセージを贈りました。生徒たちにとって,これからの人生の指針となる講演会になったのではないでしょうか。

 9月9日(木)には大館市立北陽中学校で全校生徒・教職員が参加し,奥村一翔さん(理工学部3年)を講師に実施しました。東中学校と同様に,生徒に事前アンケートを実施。寄せられた「効率のよい学習方法」や「進路選択」,「大学での学び」などについて奥村さんが講演し,三浦分校長との応答を交えてアドバイスしました。
学習方法では「入眠前は暗記に効果的」「長期休みの時も普段と同じような学習リズムで」などの具体的な実践を紹介。進路選択では「理解や数学に興味をもち,学んだことをいかして社会貢献したいという理由で理工学部に進学した」と自分の進路選択を例に「今決められなくても,その先を見据えて考えることが大切」と生徒たちに訴えました。自分たちの悩みや不安を少しでも解消しようと,北陽中の生徒たちが積極的に質問する姿が印象的でした。
最後に各学年代表生徒から「今まで夢や目標をもてずにいたが,自分の夢に向かう姿勢を見直す,学びのある講演会だった」「何度失敗しても,自分が今できることに挑戦し,後悔しない中学校生活を送りたい。自分を高めていきたい」など感想発表があり,大変有意義な講演会になりました。

この事業は,今年度の成果をもとに次年度も実施する予定です。

「ふるさとキャリア教育『学習講演会』in大館」①
開催日時:令和3年9月1日(水)14:25~15:25
会  場:大館市立東中学校 体育館
主  催:秋田大学北秋田分校,大館市立東中学校
後  援:大館市教育委員会
参 加 者:大館東中学校生徒 347名
     教職員 32名

「ふるさとキャリア教育『学習講演会』in大館」②
開催日時:令和3年9月9日(木)14:00~15:00
会  場:大館市立北陽中学校 体育館
主  催:秋田大学北秋田分校,大館市立北陽中学校
後  援:大館市教育委員会
参 加 者:北陽中学校生徒 156名
     教職員 18名