「野球少年向け投球障害予防教室」in 男鹿を開催(R5.2.26)
秋田大学は男鹿市、男鹿市スポーツ少年団のご協力のもと、2月26日(日)に男鹿市総合体育館サブアリーナにおいて「野球少年向け投球障害予防教室 in 男鹿」を開催しました。
男鹿市では2017年から開催しており、当日は男鹿市の5つのスポーツ少年団員26名、中学野球部員4名、高校野球部員3名、保護者、指導者ら合わせて約60名の参加がありました。実施に際しては定期的な換気やソーシャルディスタンスの確保など新型コロナウイルス感染拡大予防対策を万全にして実施いたしました。
参加者は大学院医学系研究科保健学専攻の岡田恭司教授、大高麻衣子准教授、齊藤明講師、照井佳乃助教、菊地翼助教、江畑萌助教、大学院生等(12名)、保健学科理学療法学専攻、作業療法学専攻の学生(9名)らが運営する7つのブースを順番に周り、超音波による肘の障害の有無、関節角度や柔軟性など現在の身体の状態を確認しました。また加速度計を使用した投球時の肘のストレス計測やハイスピードカメラを使用しての投球フォーム指導の他、今回からプロチームでも使用されているピッチングデータ分析機器を導入し、投げたボールの回転数や回転軸などのフィードバックも行いました。
今回初めて参加された方もいらっしゃいましたが、熱心に質問したり、スタッフのお話に耳を傾けたりしており、予防に対する認識も広がっているのが感じられました。また、自分の投げたボールがどのように回転しているのかを知る機会となり、投球動作を改めて考えるきっかけになったと思います。秋田大学では、成長期の障害予防に対する意識が少しずつ地域に根付いていくことを期待し、今後も秋田県内各地で当教室を継続していきたいと考えております。
開催日時:令和5年2月26日(日) 10:00~13:00
会 場:男鹿市総合体育館 サブアリーナ
主 催:男鹿市、秋田大学地方創生センター
後 援:秋田大学男鹿なまはげ分校
参 加 者:男鹿市スポーツ少年団員 26名、中学野球部員 4名、高校野球部員 3名
保護者・指導者 約25名